ラノベむすび | 2013年11月1日発売

十年前の大火で両親を亡くしたアルベルティ家の令嬢・マリアンジェラ。実は母と聖王の不義により生まれた存在で、父から疎まれていたことが心の傷となり、異父兄・アルフォンソに命じられるまま、名目上の結婚をくり返している。だが、四人目の夫・レオナルドは今までの相手とまったく違っていた。人形のような自分から表情を引き出そうとする彼に心を開いていくマリアンジェラは…？

銀座の路地裏に建つレンガ造りの洋館、紫陽花茶房。帝都一おいしい紅茶で客人をもてなす青い瞳の店主・紫音は英国伯爵家の御曹司で、自称“魔女の孫”。紫音の淹れる“魔法茶”はワケありの客人たちを一夜の夢に誘って…？「深夜十二時、夜のお茶会を開きましょう」。ちょっと不思議な青い瞳の店主と給仕のハイカラ女学生・月子が出会う、香り豊かな英国式魔法茶をめぐるハートフル・ストーリー。

ラヴァル男爵との婚約も間近（本人の意思とは関係なく…）な、ブルターニュの少女マリエルは、妖精たちが棲むという伝説のある「乙女の湖」のほとりで倒れ込んでいた不思議な美少年レオンを介抱したところ、なぜか熱く口説かれる。しかもレオンは社交界では「氷の貴公子」と呼ばれる女泣かせの青年伯爵であることが判明して…！？禁じられた愛の扉が開く！？ときめきの妖精ロマンス！