2013年2月発売
鈴花と黎鳴は、青萍でようやく見つけた飛燕を取り逃がしてしまう。改めて『蒼天党』調査のため、怪しい鉱山に向かう黎鳴。しかし鈴花は彼に命じられ、宿で留守番をすることに。そこへ、突如飛燕が現れた。宮殿にさらわれた鈴花、彼女に迫る飛燕…「黎鳴様の名前を呼んでみてよ」って、そんなことしたら“召喚”の秘密がバレちゃうー!?ついに大告白(!?)言いなり中華ラブコメ第4弾。
「お父さんの入った魔法のランプ」を捜す半魔人のシェヘラは、早くも砂漠で遭難中。あげくに、盗賊に襲われ大ピンチ。そこへ現われたのは、絶世の美青年・サディーン。あっという間に賊を倒すと、「助けてやったから金よこせ」と笑顔で救出代を請求してきてー!?役立たずの魔法使い×追放された元・王子が巻き起こす、アラビアンファンタジー。第14回えんため大賞特別賞受賞作。
悪徳資産家として名を馳せた父親の逮捕をきっかけにスクールカーストの頂点から最底辺へと転げ落ち、ガスガンの的にされ、左目を潰された雪路。「誰も信用するな。損得だけで考えろ」体に染みついた父の教えに則って復讐という名の取引を開始した雪路とその恋人・真波の前に現れた謎の黒人ドラッグディーラー、“魔術師”スカンクは妖しく囁くー「俺の薬物は、魔法だ」熾烈ないじめを迎え撃つ十七歳の凶弾の行方はー!?江波光則が圧倒的な筆力で咲かす悪と暴力の華。著者初のシリーズが満を持して開幕。
新宿を恐慌に陥れた戦いの後、アラタたち一行は日本を出国し、タイへと降り立った。その地でアラタを待っていたのは、“子供使い”の悪しき影響で横行する少年兵を使ったビジネスと、“あの男”との思わぬ形での再会だった。再び、ファンタジーで現実を壊すべく、戦いに身を投じるアラタだったが、僅かな油断が、子供たちーそして、彼を愛した女の命を窮地に陥れてしまう…。熱帯の戦場に血飛沫が舞う、緊迫の第3巻。
「もう、美鶴木夜石とは関わらないこと」知る人ぞ知る本物のオカルトサイト、『異界ヶ淵』管理人のクリシュナさんの忠告もつかの間、再び俺の前に現れた闇色の瞳の美少女・夜石は呟く。「なぜ、あの時計はいつも遅れるのかしら」血の雨が降る皇鳴学園の時計塔、転生する猫、読めば死ぬ呪いの書…。あり得ない場所に、あり得ないものが突如落下してくる武蔵野怪雨現象の最中、皇鳴学園の歪みの果てに「もういるはずのない少女」の影が立ち上がる…!一肇×安倍吉俊のタッグが描き出す、ありとあらゆる怪異を詰め込んだ極上の青春怪談小説がここにある。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。壊滅状態となったクスノキの里の人口は激減しました。そんななか、わたしの祖父は、好事家の貴族に誘われて旅行に出かけてしまいます。行き先はー月。念のため、丸まり状態の妖精さんをひとりお供につけたものの、心配で不眠症になってしまったわたし。不思議な夢を見ることに…。
「空は、墓場だ。わたしは、鉄だ」父の教えを胸に刻み、一個の鉄塊となったイリアは、今日も灰色の空へ離陸する。25戦中24勝1敗。撃墜数33機。模擬空戦において驚異の記録を更新中の彼女は、「エリアドールの七人」の中では突出した存在となっていた。それに対して清顕の戦績は、11戦して2勝0敗9引き分け。撃墜数0機。互いに撃墜王の父を持ちながらも、実力の差ばかりを見せつけられ焦る清顕。「なんのために、ぼくは戦場を飛ぶ?」そして、平穏な学園生活の中で懊悩する裏切り者「ハチドリ」が動き出すー。恋と空戦の物語、激動。
謎の美少女転校生・千斗いすずが、可児江西也を放課後の教室でデートに誘ってきた。転校初日から校内で噂になるほどの女の子に誘われるというのは、悪くない構図だ。ただしー、こめかみにマスケット銃を突きつけられてなければ、の話だが。しぶしぶ承知して向かった先は「甘城ブリリアントパーク」。ダメなデートスポットの代名詞として名高い遊園地だ。そこで西也はラティファという“本物の”お姫様に引き合わされる。彼女曰く「あなたにこの『甘城ブリリアントパーク』の支配人になって欲しいのです」…って、なんで俺が。
「オタク趣味の人…?どちらかといえば…嫌い」片思いの相手である長谷川がオタク嫌いであることが判明し、俺はショックを受けていた。長谷川に好きになってもらうためには、俺はオタク趣味そのものをやめるべきなのだろうか?思い悩む俺のことなんてお構いなく、恋ヶ崎はついに二次創作の小説を完成させ、とうとう同人イベントでサークル参加をすることになってしまった。売れっ子のムラサキさんに挿絵まで描いてもらって、はしゃぐのはいいが、そんな簡単に売れるもんじゃないんだぞ…。桜井さんは「怒ってない」と言いながらもずっとよそよそしいし、もう色々どうしたらいいんだ!-。
男子音楽学院に入学したアティーシャの目的は、父親の楽譜を探すこと。サリアン王子に告白されたアティーシャは、王子襲撃に巻き込まれ、王子の護衛であるネイトに庇われる。負傷した彼に付き添い、王子の館に身を寄せることになるけれど、やっとネイトへの恋心を自覚したアティーシャは、王子の想い人として扱われることに抵抗を感じてー!?乙女と王子様と騎士、すれ違う想いと恋の行方は?男装乙女の男子学院ライフ第12弾。
謎のクラウンとの刻印を巡る戦いからしばらくのち。強制入学させられたエストレリャ学園での生活に慣れることができないヒースと、慣れすぎてあちこちで騒動を起こすエステルは、今日も騎士姫ルチルの説教を浴びていた。そんなある日、近隣の港町コスタに現れた罪禍の怪物を討伐すべく、ルチルはヒースとエステル、そしてヒースにようやくできた友人のエリオを伴って向かうことにしたのだが、そこに現れたのはエステルも知らない未知の罪禍だった。その頃、ルチルたちが不在の学園でも生徒が行方不明になる事件が起こる。消えた生徒たちにはある共通点が見つかり…。王国を襲う新たな危機に、騎士姫ルチルが立ち向かう。シリーズ待望の第二弾登場。
男子音楽学院に入学したアティーシャの目的は、父親の楽譜を探すこと。サリアン王子に告白されたアティーシャは、王子襲撃に巻き込まれ、王子の護衛であるネイトに庇われる。負傷した彼に付き添い、王子の館に身を寄せることになるけれど、やっとネイトへの恋心を自覚したアティーシャは、王子の想い人として扱われることに抵抗を感じてー!?乙女と王子様と騎士、すれ違う想いと恋の行方は?男装乙女の男子学院ライフ第12弾。選択肢で結末が変わる書き下ろしストーリー&記事満載。小冊子付特装版。
「明日ね、わたしとーホテルでお泊まりしよ?」あれ?これってアニメショップでバイトするラノベじゃなかったの?と思ってるそこのアナタ!大丈夫!俺も驚いてます!どうも、庫川武詞です。とらのまき庵波店に強力なライバルが現れてケンカをふっかけられたので、ソイツを倒すために百倍の重力でトレーニングしたり、現実の一時間が二千時間に相当する空間で修行したり、師の命と引き換えに奥義を修得したりするのかと思ったのに、やることはまさかの「幼馴染みとホテルに行くこと」だった!?-。
こんにちは、私相川歩。肩までの髪が鬱陶しいから小さなポニーテールに束ねていて、おっぱいはぼいんぼいんで、くびれがあって、お尻もぷりんと上がっている。太ももはむちむちしていて、肌は水を弾く。そんなーゾンビな男子高校生なの。…てゆーか、いつになったら男に戻れるのよ!こんな状態のまま修学旅行に行けっていうの?しかも、ただの修学旅行じゃなくて、ヴィリエの修学旅行に参加しなきゃならないなんて!そんな面倒なイベント行かずに家でのんびりしたいわーって、ユーも参加するの!?もう、こうなったら修学旅行で開催される下着コンテスト、絶対優勝してやるわよっ。
神性婚礼の終結。それは、鷺乃宮キョウにとってさらに過酷な戦いへの銃爪にすぎなかった。神性婚礼を司るスズカは言う。イザナギとイザナミを封じるためには、何らかの犠牲を払わねばならない、と。しかしキョウ達は彼女に問う。犠牲は本当に必要なのか、と。答えの出ぬまま迫るタイムリミット。強いられる選択。極限状態でキョウ達のとった決断とは。そしてキョウの想いは、凛々花へ届くのか!?声優・岡本信彦を迎えた大人気リプレイ、ここに完結。
父を殺され、母を奪われた、浅野道場の一人娘・凛は、逸刀流への復讐を誓う。そして、『一〇〇人斬り』と呼ばれる、死なぬ体を持つ男・万次を用心棒として仇討ちを図るが、その両者の間に謎の第三の敵が現れた。イヌガミと呼ばれる怪物は、不死身の万次や、超越した刀術を持つ逸刀流の剣士達に匹敵する力を持っていた。その戦慄すべき正体とは。
GWを迎える小鳥遊家は、サーシャの来訪もあって明るいムード。しかし祐太はテニス部の合宿に参加することになり、祐太と空達は初めてバラバラに休日を過ごすことに。そんな中、修二の恋に触発された大機が暴走してしまい…?大人気アットホームシリーズ、恋の嵐が吹き荒れる激動の第12幕。
高校生の小幡洸之介は、画家である父の作品が夜になると動き出すという怪奇現象に悩まされていた。「そうした事件を解決してくれる場所がある」と耳にして訪ねると、そこはいかにも怪しげな日本家屋。意を決して中へ入った洸之介が目にしたのは、驚くような光景だった。そして彼は、加納環と名乗る、若く美しい女表具師と出会うー。人間と妖怪が織りなす、ほろ苦くも微笑ましい、どこか懐かしい不思議な物語。第19回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞作。
恋人の心変わりで突然フラれた亜由。ちょっとした誤解から、仲たがいをしてしまった千春と舞。家でも学校でも自分の居場所を見つけられずにいる祥子。高校生の彼女たちが涙を流し、途方に暮れる場所は、学校の片隅にある荒れ果てた花壇だった。そしてもう一人、教師6年目の田路がこの花壇を訪れる。彼もまた、学生時代からの恋人との付き合いが岐路を迎え、立ちつくす日々を送っていた。彼らは、“悩み”という秘密を共有しながら、その花壇でアスパラガスを育てー。第19回電撃小説大賞“大賞”受賞作。