2014年4月発売
この星にはふわふわさんという存在がある。生き物かどうかは今のところ分からない。でも、人の形をしてこの地に立つ。すべてのふわふわさんは、失われた者の姿を真似して、存在する。僕としては、いわゆる『よみがえり』なんてものは信じていないけれど…。目の前で、綿毛が渦を巻き、幼い少女が現れた。『ふわふわさん773』。僕は思考のノイズに延々、苛まれ続ける。あれは見間違えるはずもなく。十年前に僕の世界から失われた、ねえさんだった。『電波女』の入間人間が描く、白く儚いセンチメタル・ストーリー。
父親の罪のせいで、後ろ指を差されながらも、遺跡探索人として強く生きてきたセラ。そんな彼女のもとに遊び人と悪評高い、コルテス商会の次男坊、エレミオが訪ねてくる。-海竜の島に一緒に行ってほしい。竜の末裔である彼は、夢で誰かに“海竜の島に来い”と呼ばれ、その島の歴史の第一人者であるセラのもとへやって来たのだ。彼と度々ぶつかり合いつつも、旅をともにするうちに、なぜか国家間の戦争に巻き込まれていってー神秘の島と二つの大国をめぐるヒストリカル風ファンタジー!
血筋だけなら皇族の塔子は、熊野育ちの元気いっぱいの少女。しかし、会ったこともない父の命で無理やり伊勢の斎王に就任させられ、なりゆきで神に仕える日々を送っていたーのだが、父が呪詛事件を起こしたことが発覚!となれば熊野に帰れる…はずが、事態は急転。政敵であり、男色の噂もある東宮への塔子の入内が決定したのだ!!この婚姻には、裏があるー!?胸騒ぎの平安恋絵巻開宴!
革命騒ぎ後、ネイシスと別れたニアナは“離れていても繋がる心”の絆に戸惑いながらも平和な日々を過ごしていた…が、ある日謎の連続失踪事件が発生!どうやら王都には不穏な影がー。王子兄弟、そして駆けつけたネイシスと共に解決に乗り出したニアナは、犯人を誘い出すため、偽・結婚式を提案し!?“人と半竜”2人の想いの結末は?演技派乙女が未来を選ぶ、書き下ろしの続編登場!
後ろ向き男子高生の土門チヒロは、転校先で出会った美少年・鷺ノ宮郁から“やお部”に入らないかと誘われる。『厄病神』に取り憑かれ、生まれながらに「祟り」と遭遇してきたチヒロは、全力で人と関わりたくない。そもそも“やお部”って何だ。だがその部には、祟りにまつわる曰くがあり…!?チヒロを愉しげにおちょくる厄病神と、変人部員揃いの男子高校生を描く“非”日常系ラノベ登場!
世界一やる気のない魔王のもとに美しき姫(陵辱系エロ漫画家)が居候となって数日。魔王城では魔族の定例会議が執り行われていた。そんな中…「有害図書の規制を提唱するわ!」「それは私に死ねということですか!?」サキュバス族の美少女・クラリスが唱えたまさかの新法。エロ漫画規制に反発するアンジェにクラリスはー「いざ、全力投球ラブコメディよ!」魔王城を学園ラブコメの舞台に魔改造し、新ジャンル開拓のための健全なイチャラブ取材が始まるっ!!しかし「なぜお前はあらゆるものを下ネタに結びつけてしまうんだ!?」「てへ☆」アンジェのご趣味で魔王様の純情は今日も瀕死!?魔王の最強バトルも必見の異色ファンタジー第2弾!!
大垣内歩は赤糸に反対されながらも、仲間になってくれそうなクラスメイトを探すために奔走していた。仁科の軍隊に対抗する戦力を集めるためだ。そんな状況の中、『時間の外』へ呼び出された歩たちの前にボンとラビイの過去を知るキグルミが現れ、“キグルミ誕生の秘密”を知らされる。語られた真実に驚愕する面々。しかし、その隙をつかれ、歩とサイクは何者かからの攻撃でキグルミの奥深くに眠る記憶の世界へ飛ばされてしまうのだった。そこで二人が見た驚愕の光景とは!?キグルミの謎がつまびらかになる第3巻!!
旧東京湾上に建設された積層都市トーキョー・ルルイエを襲う連続怪死事件。血を流すことなく人が死ぬ。魂を抜き取られるが如く、人が死ぬー。過去に連なる悩みを抱え、自暴自棄のユーノ・柏木は立入禁止区域である地下層へと向かっていた。事件を知ったユーノは、唐突に表れた軽口ばかりの荒事屋、何を考えているのか分からない実践的錬金術教団の構成員と共に、事件の真相に肉薄していく。その裏にいる“銀の腕”に気づかぬまま…。電子と鮮血の満ちる暗闇で、少女は走馬燈を見る。サイバーアクションシリーズ第二弾!!
次世代新生物ーそれは竜や妖精という空想の産物を再現した生命工学の結晶。その最先端研究エリア『SIREN』の学生・ミソラは、街を彷徨う天使型バイオテスタの少女と出会う。創造主=母を探す少女・フィアを手助けするミソラだが、手がかりとなる創造主の名前“アナスタシア”には聞き覚えがあった。それはミソラを育て、命を救った師と同じ名前でー「ミソラ、いつか巡りあう本物の天使をどうか守ってあげて」中央統合樹、そして福音機関イスカリオテに狙われる少女を守るため、ミソラはその身に宿る力『方程式』を解放する。人の科学と神の幻想が交差する時、天使の永唱が響きだす!
「良太郎さま、どうか我が国をお救いくださいー」俺、坂崎良太郎16歳は、ある日突然世界に召喚され、勇者として世界を救うことになった。こんな可愛いお姫さまに頼まれたら、「任せておけ!」って言っちゃうでしょ!しかし、張り切って引き受けた直後、なんのブームか再び別の誰かに召喚されてしまう。「喜べ、貴様をこの国の魔王にしてやる」あれ?この世界、俺が勇者やる世界と同じじゃね?これって自分で自分を倒さないと元の世界に帰れないってこと!?究極の無理ゲーファンタジー、スタート!!
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。タケルを欠いた小隊の面々は、純潔の徒殲滅作戦の最前線にいた。タケルのかわりに隊長を務める桜花は、戦果を上げようと逸るが、その前に因縁の魔女が姿を現す。「さあーあなたの笑顔を、私が作ってあげるからね」桜花の人生を狂わせた忌まわしき仇ーラフメーカー。復讐を果たすこと、仲間を守ること。桜花は二つの想いの間で激しく揺れるが、ラフメーカーの力はあまりにも強大で…!?絆の炎が紅く燃える学園アクションファンタジー!
騎士団総長イルセードの花嫁となった少女・桜璃。彼に連れてこられた騎士団でメイドをしながら、“1ヶ月後の安らかな死”を願っていたはずなのに…。夫や騎士候補生、幻獣たちに振り回されているうちに、すっかり死ぬ気がなくなってしまった。そんな矢先、どんな幻獣にも懐かれる才能を見込まれ、イルセードから騎士候補生になれと、男だらけの騎士団に放り込まれてしまって!?元・死にたがり少女の幻獣ラブファンタジー第2弾。
人と獣の姿を持つ神魔アガルと契約し“名もなき悪魔”の名を書に記す朔使となったレジナ。秘密の恋人となったアガルと甘い日々を過ごしていたけれど、召喚士導院で殺人事件が発生。事件調査に向かった彼女を迎えたのは、召喚のための美しい楽の音とその奏者、そして大好きだった兄の面影をもつ青年召喚士との出会いでー!?一途な魔物と乙女が織りなす悪魔召喚ラブ★大人気作第四弾!
竜を駆る騎士“ドラグーン”を目指す少年ルーデルは、三年生に進級した。「今しかできないことをしたい…!」彼が仲間と共に決めた仕事はー敵国の強化型オーガとの戦闘テスト。対オーガ戦に敢闘するルーデルたちであったが、ドラグーン・リリムが登場したことで事態は急変する。ダークエルフ化した彼女は、理性を失いルーデルたちを襲い始めたのだ…!!憧れの存在であるリリムを倒すか、それとも自分の仲間を見殺しにするのか。“ドラグーン”を目指すルーデルは、究極の決断を追られるー!?夢を掴もうとする少年たちが送る、学園バトルファンタジー第二弾登場!
共に手を携えながら、復讐の階段を登り始めた亡国の皇子シリュウと“白銀の聖女”エトラ。武勲を重ね、フィガロ魔皇国内におけるエトラの皇位継承の序列が上がった矢先、二人を待ち受けていたのは、序列上位の王子たちによる皇帝オルドネスへのクーデターだった。王子たちに付くか、オルドネスにつくか、その決断によって二人の野望の成就は大きく左右することに。だが、クーデターの混乱で離れ離れに陥った二人が選んだのは、決して交じり合うことはないそれぞれの選択肢。そして「輅機」の火力が唸りをあげ、炎と混乱が魔皇国の首都を包むとき、エトラの「神代の詩」が哀しき代償の果てに目覚めようとしていたーリベリオン・サーガ、破滅への第二幕!
激闘の末、海洋国家フラゴラを打ち破ったニコラたちアチェロの使徒は、ついに軍事国家カクトゥスと相見えることに。“槍姫”の異名を持つ王女リオノーラと臣下の四聖、外典シエヌらセレンディア島最強といわれる敵使徒たちとの戦いを控え、ニコラは実家で新たなる剣を手に入れる。一方、エルザは最強の神術師である長姉シエヌを倒すため、天境国でその攻略の糸口を探す。そして迎えた決戦の日、剣の完成の遅れから会場に急ぐニコラの行く手を阻むために現れたのは、カクトゥスの四聖の一人リディア・セリクウェール…10年前に生き別れとなった、彼がこの“統一戦争”を通じて再会を誓った妹だった。-神格のマージナル・ファンタジー、決戦の第3弾!
響女家の招待により、南の島にバカンスにやってきた美化委員会一行。そこには美風の姉、清中乃風の姿もあった。過度な歓迎を受けながらも海水浴やバーベキューと、バカンスを大いに楽しむ俺たちだったが、大浴場での出来事をきっかけに美風の様子が何やらおかしくなり…。「今日という今日は覚悟を決めてもらいます。…肛門の」「どうして執拗に肛門狙いッ?」「そのような粗チンでも、ちゃんと我慢してみせます」ハイテンションスカートめくり系バトコメ、第四幕!選択の刻が迫るー。
ジェスターとの激闘を終えて新たな戦機乙女、ロキを手に入れた俺たち。ささやかな日常も束の間、新たな“天使”が現れる。俺のいる場所を狙ってきた今までとは違い、現れたのは学園エピタフの地下だった。特異な条件での出現に戸惑う生徒会メンバーだったが、現場に向かうと天使はこちらの攻撃を受ける直前で消失してしまう。学園の地下は何のための場所なのか、そして過去に何があったのか、何を訊いても確かな答えを返してこない六道にイラつく俺だったが、文化祭準備の途中、クラスメイトの斉藤さんが転校してしまうという話を聞く。入学からずっとお世話になったお返しができないかと思い立ち…。キスから始まる武装ファンタジー、解き放つ第三巻!