2014年8月発売
とうとう、龍臥殿で一夜を過ごした花蓮ー。翌朝、漢の純情が本懐を遂げたという情報が、またたくまに後宮中に駆け巡る。一方、花蓮は梅花殿へ帰る途中、キラキラ光る綺麗な石を拾っていたのだが、この石が最後の大騒動を巻き起こして…!?妄想寵妃の中華コメラブ、完全無欠の大団円…!!
ここ、夏丘学園にはあるひとつの噂があった。身体の一部が透明になり、最終的には消えてしまうー。この信じ難い噂の出所を突き止めるよう生徒会に依頼された主人公の氏家要は、学園の有名人である椹目美智子と共に調査を開始する。学園内で最も人の出入りが少ないクラス「あの場所」へ授業補助を行うという名目で潜入することに成功した要は、そこで信じ難い事実と直面することとなるー。個性的なヒロイン達に振り回されながらも「透明化現象」の謎を解き明かしていくミステリー系ラブコメ。
モーツァルトの“手稿”-それは彼の幻の遺作である。その捜索を任命されたアンであるが、そんな彼女の前に聖十字教会の修道女、フローラが忽然と現れる。更に、組織的には対立しながらも古くからの友人である“竜の娘”、イシュタルの突然の来日に驚くアン。“手稿”が引力となりあらゆるものが錯綜してゆく中で明らかになる、彼女たちの真の目的とはー。そして今、神秘のベールに包まれた真実が解き明かされる。さらなる多重奏へ遷る壮大な音楽ファンタジー第3弾。
ラチェカに託されたメッセージを“レイメイ”にいる若葉の父・涼風教次郎に届けるため、メイ、セト、マヤは、再びルルティカ盗賊一味と共に、荒廃した外の世界を駆けていく。出生の秘密を図らずも知ったセトは、自分自身と向き合う試練を与えられた。一方、深い傷を負った若葉は、エクリファスに帰還し治療を受けるが、ツクモ、アサトやラチェカとともに創主・ラズの審判を受けることになる。巫女・メイの不在のまま儀式を迎えることになった“エルゼム”は、奇策を用いた賭けに出る。-そして、ミハルに隠された秘密とは?時空を超えて舞台と役者が出揃い、物語はクライマックスに向けて加速していく。
栄養士のメイが街で出会ったイケメンは、同じ病院のお医者様!?「足くじいてるんだろう。うちに来な」失恋に疲れた心を優しい言葉で癒やされ、マンションへついていくとー良真がケダモノに!ドSな彼の極上テクに蕩かされて…。勤務先の病院でも、挑発されたり悪戯される毎日。いつしかメイも彼のことがー。
畸形都市、丁都に囚われた美貌の姫君・サクラコの“ありえない美しさ”から創られた「原子の矢」は、七つの都市国家を焼き払う猛威を秘めていた…。その抑止のために各国の軍が丁都に迫る中、サクラコの護衛にして牢番、「無機物から創造された生命特性を持つ短期システム」、通称“バケモノ”と呼ばれる少年・ナギはいつしか彼女に魅せられていくのだが…!?「とある飛空士」シリーズの犬村小六が放つ、愛と青春のボーイ・ミーツ・ガール!
葛城貴士は、蛇口をひねるようにして、他人の血液を弄ぶ。その特異な能力を駆使し、七ノ輪ほのかを“不敗のカリスマ”と呼ばれる売れっ子タレントへと仕立てあげていた彼だったが、そんなほのかの出来すぎた快進撃が世界の裏側に潜む“とある組織”の調査対象となってしまうー。上遠野ミステリーの傑作“しずるさんシリーズ”入門編となる、熱く苛烈な恋の物語。「しずるさん」はここからはじまった!
パートナーである輝夜と妹の揚羽とのダブルブッキングに頭を悩ませていた御門神威だったが、それ以上に悩ましいのが生徒会副会長になってしまったことだった。生徒会は個性的なメンバーばかりで、神威は戸惑う。その上、生徒会長の遙歌になつかれてしまった。「生徒会で合宿を行いますわ」生徒会で行くことになった神港島への合宿に輝夜、揚羽も参加することに!?一方、虹界種の伝説的な存在、六禍仙が学院を狙っているという噂が出ていた…。薬の力で最強の覇者を目指す、オルタナティブ学園バトル第2弾!
「キリト、教えて…。私は…どうすればいいの?」最高司祭アドミニストレータを倒した代償、それはユージオの死、そしてキリトの精神喪失だった。激闘から半年後。アリスは、意志の無い虚ろな表情で車椅子に乗るキリトと“ルーリッドの村”に身を寄せていた。整合騎士としての役目“人界の守護”をベルクーリに託したアリスは、心を失ってしまったキリトと静かに暮らすことを選んだのだ。そして、“アンダーワールド”には、賢者カーディナルの預言した“最終負荷実験”が刻一刻と近づきつつあった…。“ダークテリトリー”からの邪悪な息吹が“人界”に流れ込み始める。ついに、恐るべき闇の軍勢が動き出そうとしていた。
2月4日、バレンタインデー10日前。放課後に二人で出かけたモール内のドーナツ屋の前で、安達が聞いてくる。「14日に、しまむらはなにか、用事ありますか?」「ないですけど」「ないなら、14日に、遊ぼうという…」鼻の上に加えて、手の甲まで真っ赤に染まっていた。そんな安達の決意や覚悟に感心して、私はこう応える。「いいよ。今年はバレンタインをやっちゃおうか」2月14日までの10日間。安達のどきどきな10日間が、しまむらの日常に彩りを与える。そんな二人のお話。
少年・サトルには二つの顔がある。昼は少々問題児の男子高校生。しかし、夜は魔王の娘・ロレッタによって召喚され、彼女を助けながら魔物や罠を駆使して冒険者たちから迷宮を守る『迷宮の主』。気弱で心優しいロレッタの住処を蹂躙せんとする、愚かな人間たちを駆逐するため、今日もサトルは、知略を巡らすー!とはいえ、面接でよい魔物が集まらなかったり、ドジなロレッタが勝手に罠にかかったり、『覇王』なる謎の超強い冒険者が現れたりと、サトルの『迷宮運営』はなかなかに前途多難であり…?強欲な冒険者どもから、魔王の娘を守りきれ!迷宮の主となった少年の“最終迷宮”防衛戦・開幕!
ネトゲで乗り切った文化祭、リアルに乗り切れなかった悲しみの体育祭を経て、大規模アップデートの秋、到来!実装されたのは家を作るハウジングシステム。「私とルシアンの愛の巣がついに…!」妄想大爆発な残念美少女・亜子をはじめ、期待に夢膨らませるネトゲ部一同。自分たちの家だって持てる。そう、ネトゲならねーいやいや世の中そんなに甘くない!攻城戦で金欠状態なネトゲ部メンバーがギルドハウス建築へ向けマネー稼ぎに奔走する中、茜のボロPCがついに逝くッ!?そしてバイトに初挑戦し…アレな結末しか見えませんが、お金はやっぱり大事です。残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、勤労感謝の第5弾!
“右の剣”クリザリッドに完全なる敗北を喫した秋津慧太郎。友人だったはずの少女が敵となった、蟲愛づる魔女アンリ。一族が秘めた真実を知った女騎士クロエ。そして姿を消した詠い手マルティナ。それぞれに訪れた決定的な挫折の向こうに、少年たちは花の都の崩壊を見る。パリの空に鎌首をもたげた“冥王蟲”を前に慧太郎たちは再び立ち上がり、そしてー欧州の大地で二つの“ジゲン”の剣が撃ち合わされるとき、“蟲”を宿す少年と“蟲”愛づる少女は、遠き楽園への小さく、けれど確かな一歩を刻む。まだ見ぬ荒園をめざすスチームパンク・ファンタジー、感動の第一部完!
季節は秋、いきなりミカゲにピンチが訪れるー成績の悪さからモブ学園に転校させられそうになってしまったミカゲはメリアさんには言えず、厳しい父親を説得できないかとひとり悩むことに…。そんな中、あらゆる魔王らしさが試されるという魔王学園伝統の体育祭・通称「大魔王祭」が開かれることを知ったミカゲは、この「大魔王祭」で活躍して父親を見返そうと計画する。だが、花形のリレー代表は選抜制らしい…。基本スペックの低さから代表を諦めそうになるミカゲだったが、彼の前に特別講師として現れたのは「賢者の特殊資格」と「魔王の特殊資格」を持つスーパーエリートでミカゲの兄・暗上院ヒカルだった…。毒舌メイド×ザコ魔王がおくる、かろうじて魔王風味な学園コメディ第3弾!
ゲーム好きの少年・珪が入学したのは、全国から学生が集められ、ロボットによる公平な教育を受けられるという『倫理学園』と呼ばれる都市型学園。しかし、そこにはゲームショップはおろか、炭酸飲料の自販機もないほどの「健全」ぶりで、珪は窮屈な日々を過ごしていた。だがあるとき彼は、恐ろしい事実を目撃する。それは素行の悪い者を捕え、脳にチップを埋め込んで人格矯正しようとするロボットたちの姿だった。「この学園は、狂っている」。珪は仲間たちと共に、学園に反旗を翻す。学園に上がった『反逆』の狼煙。果たして『自由』を賭けたゲームの行方は!?
タレント活動に復帰した麻衣先輩と彼氏彼女になり浮かれる咲太。のはずが、翌朝起きたら付き合う前に戻っていた!?“思春期症候群”が原因だと考える咲太の前に現れたのは、尻を蹴り合った仲の後輩・朋絵。彼女は友達の憧れの先輩からの告白を回避すべく、逃げ回っているらしい。そんな中、ふとしたことで咲太と朋絵が付き合っているという誤解が周囲に広まってしまう。しかも朋絵はこれ幸いと、咲太に「嘘の恋人」になってほしいと頼んでくるのだった。ち、違うんだ麻衣さ〜ん!咲太の心の声もむなしく「嘘の恋人関係」が始まり!?フツーな僕らのフシギ系青春ラブコメ『青春ブタ野郎』シリーズ第2弾!
俺の周囲には、ギャルゲ時空が存在する。幼馴染の同級生、才色兼備の委員長、美人で巨乳(しかも超能力者)の先輩など、魅力的な女子たちが、一人の男子を中心にそれぞれのストーリーを展開している。しかし、残念なことに、このギャルゲ時空の中心点・発生源は俺ではない。それは俺の親友、渡会秋兎。俺は「主人公の男友達」ポジションで、所詮は物語の脇役にすぎない。そしてここに、秋兎に想いを寄せる、実に地味な少女がいることを俺は知り…。これは、モブキャラな俺たちが下剋上を目指す、恋愛戦略ドラマなのだ。
というわけで季節は春。2年に進級した俺こと“村人”の佐東は、クラス替えで“勇者”の翼と一緒のクラスになった。もちろん“魔王”竜ヶ峯も今まで通り一緒だー。いやいやこのクラスはダメだろ!魔王と勇者が一緒のクラス?去年は別々だったから授業中は平和だったんだが、これじゃあもう、四六時中毎日がラスボス戦じゃねぇーか!しかも入学式のあいさつで、校長が『個性者生徒諸君の悩みは、我が校の“村人A”が誠意を持って対応いたします』とか変な宣言しちゃうし!俺の二年目の高校生活に、もはや安息の日はないのか!?