2017年10月18日発売
ー絶頂除霊。それは突いた相手を生者死者問わず絶頂させ、もののついでみたいに昇天させる猥褻能力。絶頂除霊などという呪われた能力を宿した少年・古屋晴久は、同じような呪いの眼ー淫魔眼を持つ少女・宗谷美咲に出会ってしまう。その眼によって弱みを握られた晴久は、半ば強制的に退魔師史上最低最悪なチームを組むことに。初めてのまともなお仕事は、怪異「乳避け女」との大活劇。今宵も街には嬌声が響き渡る。それは紛れもなく、昇天の証明。ポンコツ退魔師たちが卑猥な能力で大活躍?ちょっぴりエッチな退魔活劇!!
俺、雪枝桃也は三十歳の構成作家。先輩作家や知り合いから仕事をもらって食いつないでいる。同期はアイドルと結婚。かつての仕事仲間はそれぞれ栄達を果たすなか、一人まったく売れていない。誰が悪いんだ?頑張りすぎたあいつらか?頑張らなかった俺なのか?そんなあるとき、俺は工事現場の落下事故に巻き込まれ命を落とすが、それは天使のミスだった!?救済措置で過去に戻れる?それなんてチートですか?お笑い芸人、天津向がおくる勝ち組への再起を懸けた人生やり直しコメディ!!
海新高校ジャーナリズム研究会のメンバーに今回も難題がふりかかってくる。軽音部の歌姫を付け狙うストーカーを撃退するため、ライブ会場に張り込んだ啓介たち。警備体制は完璧だったはずなのに、ストーカーはひそかにライブ会場へと侵入していた…彼は一体どうやって鉄壁の警備をかいくぐった?そして会場内に残された真冬たちの安否は?人質をとってナイフ振り回すストーカー相手に、啓介の知略と推理が冴える…(「耳なし芳一の夜」)。青春の光と影と謎をめぐる、「耳なし芳一の夜」ほか三つの短編を収録。
俺、波久礼業平には友達がいないーわけでもない。むしろ、夏休みを人研メンバーと過ごし、なんとなく成長した気さえしていた。でも「ドレイン」のせいで、クラスで物理的に孤立している事実は変わらない。せつない。2学期が始まってすぐ、俺と高鷲は売り言葉に買い言葉で「どちらが先に自力で友達を作れるか」勝負をすることになる。まあ、高鷲に負けるわけないし、文化祭イベントがあれば楽勝だろうと思うのだが…あれ、友達ってどうやって作るんだ!?残念系異能力者たちが文化祭を謳歌する(?)青春未満ラブコメ第3弾!
ガマエ研究者たちを巡るクリミアとヴィクターの旅は、魔境“魔魅の大苗床”と呼ばれる密林へと向かっていた。此度結成された探検隊と共に、最奥地に眠ると言われる大量のガマエを求める二人。だがその道中は激しい試練の連続である。次々と仲間たちを失いながらも辿り着いたエルフの里にて、彼らは世界の成り立ち、“黙示録の悪魔”、そしてガマエについての真実を知る。だがそれはクリミア、ヴィクターに降りかかる、最大の試練への予兆でしかなかった…。魔法医学の根底を揺らがす第6集。