2017年2月27日発売
迷宮で盗賊に襲われ、返り討ちにしたミチオたち。インテリジェンスカードも手に入れて、懸賞金を得ることが可能になった。しかし、ハルツ公爵領において冒険者のふりをしていただけのミチオは換金することができない。どうしようかと悩んでいると、ハルツ公爵も盗賊の情報を入手し、ミチオに警戒を呼びかけてきた。危険な盗賊が増えて困った公爵領では、盗賊の仲間討ちを誘おうと懸賞金の支払い時に受取人のチェックをやめることにした。これなら、バレずに換金できると、ミチオは盗賊のインテリジェンスカードを持ち込むのだがー。
アラムサースは学園が支配している学術都市。金さえ出せば、知識や技術を得られるアラムサースで自分を鍛える冒険者も少なくない。そんな学術都市に活動拠点を移したライエル一行は、知識や技術を得ることの他に、仲間を集めたいという大きな目的があった。アラムサースは地下迷宮を抱えており、冒険者にとっては稼げる上に自分を鍛えられる。ただ、地下迷宮に入るためには、学園の許可も必要。仲間が少なく、実績もないライエルたちに許可は出ない。ライエルはなんとか地下迷宮に入る手立てを考えるのだがー。
貴族の末っ子ヴィレム・シャレットは、古代の大魔術師レムの記憶を引き継ぎ、その才能を生かして魔術師として研鑽を積んでいた。ある日、領主である父から騎士に叙任され、都市を治めることとなった。やがてヴィレムはシャレット領を長年荒らしてきた顔割れ族を打ち倒し、暗躍していた魔術師の陰謀を打ち砕くことに成功する。その後も騎士として順調に活動するのだが、彼が治める都市の北のルーデンス領では争いが絶えず起こっており、難民を巡ってその領との問題が激化しつつあった。そんな中、ヴィレムは父からの要請を受けて、ドラゴンに襲われた都市に向かうことになるのだがー。
魔王打倒を目指すルオン達は、新たな仲間としてゲーム主人公の一人であるオルディアを加え、旅を続ける。その折、精霊の頂点に立つ三体の神霊の一人、水王アズアが魔王側に寝返ったーと同じ神霊であるガルクから聞かされる。果たしてそれは真実なのか。疑問に思いながらルオンは次なる目的地である四大精霊ウンディーネのすみかに向かう。そこでルオンはウンディーネ族長アマリアの口からアズアは確かに魔族ダクライドとつながりがあると知らされる。ルオンはアズアの真意を調べ、ダクライドを倒そうと決意するのだがー。
若き居酒屋店主、紺屋康太が異世界の住民に受け入れられてからしばし時が流れた。ある日、異世界の星座に興味をもった康太は、星座について教えてもらおうと、集落の外れに住む異邦の老ドワーフ、鉄じいさんのもとを訪ねる。だが、老ドワーフは康太をすげなく追い返した。鉄じいさんは、他人と関わり合いになるのを避けつづけてきた。そのせいで、鉄を操る凄腕の魔述師でありながら、ひとびとに疎まれている。鉄じいさんの昔語りと思わぬやさしさに触れた康太は、喜んでもらいたい一心で、勝手に饗宴を請け負った。鉄じいさんの故郷の料理を再現するため、康太はまたも異世界の里山を走り回るのだった。