2018年4月27日発売
ある事情から実家に居づらくなっていた春霞を救ってくれたのは、女性医官への道だった。見事、最年少の医官となった春霞は、皇帝の妃の一人で原因不明の皮膚疾患に悩んでいる犀徳妃の世話をすることに。女子医官局長官の珠里が直々に診ているというのに、犀徳妃の症状はおさまるどころかひどくなっているらしい。薬の処方は正しいはずなのにどうして…?春霞は原因を探ってみたのだが!?女性医官の恋と使命を描く、後宮ミステリー!
田舎領主のレナルドは、たいそう焦っていた。結婚相手がみつからないのだ。19歳で長身の男前、しかし特に財産が多いわけでもなく、極度の恥ずかしがり屋で一見無愛想とあっては、嫁いでくれる物好きなどいない。さらにレナルドには、月夜に狼に変身してしまうという秘密まであった。一縷の望みをかけて顔を出した王都の夜会で、ついにレナルドはメレディスと名乗る貴族令嬢と出逢うのだが…!?
隣国との同盟のために政略結婚した姫、リリスことアマリリス。夫の無愛想皇太子・ジェスアルドはようやく笑顔を見せてくれるようになったけどまだまだ二人の気持ちはすれ違い…!?そんな中リリスは「新婚旅行」を提案。ところが道中ジェスアルドとは、移動も別、食事も別、寝室も別!これじゃ新婚旅行の意味がない!無愛想皇太子ジェスアルドと、不思議な力を持つ眠り姫リリスの押せ押せ王宮スイートラブロマンス、波乱の新婚旅行編!
王位を目指すと決めたアリシアは、王女付き補佐官クロヴィスと共にその第一歩として広域商会の設立に着手する。 ところが反対派の裏側に、前世で戦火を交えた隣国との黒い繋がりが見えてきて…… 事件から6年後。社交界デビューを果たしたアリシアは、隣国からの招待を受ける。 前世の夫との再会、その寵姫となった娘との約束、烈しくも美しい女帝との対面と、あの「革命の夜」の役者が次々と揃っていく。 運命を変えようともがくアリシアには、補佐官へのほのかな想いが芽生えてきて── 物語の歯車が大きく回り出す、波乱の第2巻! 1.誇り高き枢密院 2.サザーランド家の父子 3.胸に唱えるは、祈りの唄 4.そして歯車は回り出す 5.舞踏会に咲く花 6.あの日の夜が、集う時 7.それぞれのそれから 番外編 微かな光と、彼の戸惑い