2019年7月30日発売
理想の嫁をセレクトでき、高い戦略性やアクション要素も兼ね備えた、夢のようなRPG“キングダム・ファンタジア”は、全国に一大ムーブメントを引き起こす。万事への興味を失いかけた少年・四葉亞紋も、唯一このゲームにだけは魅了されていた。ある日突然その世界に迷い込んでしまった彼は、そこで他のプレイヤーと出会い、各々の“理想”を守るための戦いに身を投じていくのだったー。嫁キャラと生き抜く、理想郷バトルファンタジー開幕!
一般教養で満点を取り、なんとか学年首席になったミジョア。首席になれば狭苦しい学生寮を出て、最新魔法が施された一軒家に住める。うきうきで屋敷に向かうとそこには先住者がいた。教師の手違いにより、魔法の天才&変人と名高いエルキッサにも居住権が出されていたのだ!頑なに出て行かない美人同級生と同棲をすることになったうえ、二人を「おとうしゃん!おかあしゃん!」と呼ぶ魔法生物まで現れてー!?不思議で温かなアットホーム学園ライフ!
ウィリアム達は、魔王が王都に向けて侵攻してきたという報を受ける。そんな状況で、国王は盟友(?)である火竜に助けを求める“重要な任務”をウィリアム達に託すのだった!そしてアイリーン達が植物から酷い目に遭わされる珍事も乗り越え、火竜山の洞穴へ辿り着いた彼らの前に現れたのは幼い少女だった!?また、その後ウィリアムは、王都防衛のためにかつて決別した父親と共闘することになりー!?最強導師の冒険ファンタジー、激闘の完結巻!
リュエの望みを叶えるため、カイヴォンは自分と同じリアルプレイヤーであり、『ブライトネスアーチ』の頂点に座す聖女ダリアの元を訪れる。そして、ダリアから「国王がある儀式に参加する」ことを聞いたカイヴォンは、リュエと共に目的の場所に向かうのだが…。そこで待ち構えていたのはカイヴォンと同じプレイヤーであり、最高峰の剣士シュン!!果たして勝負の行方は!?そしてリュエの望みは叶うのか!?大人気シリーズ、待望の第九巻登場!!
クランバトルで『栄光の道』に勝利したリルドールたちはコロネルを取り戻し、クラン『無限の灯』として慌ただしく活動を続けていた。そんな折、リルドールは決闘で負けて追放されて以来、一度も戻っていなかった実家から呼び出しを受ける。そこで父親から、五十階層主討伐の褒賞として、叙勲の話が来ていると聞かされた。リルドールは家族との確執に揺れながらも、ようやく手にし始めた栄光に、明るい未来を思い描いていく。叙勲式当日。華やかなドレスを身にまとったリルドールたちはそこで、すっかり破壊され、血に塗れた会場を目にする。呆然とする彼女たちの前に現れた男は、コロネルの育ての親のような存在、クルクルだったー。
魔法学校に通うテテルはとても体が丈夫で、元気が取り柄の少女。しかしある日、そんなテテルが急に動けなくなってしまう。ナヴィラ族の特殊な体質はわからないことが多いようで、故郷の専門医に診せたほうがいいという話になり、フェリスたちはテテルを故郷に送り届けることになった。険しい山道を進みたどり着いたナヴィラ族の里で話を聞くのだが、テテルの体調不良はナヴィラ族の秘密に関わるということで、原因を教えてもらうことができなかった。友達を放っておけないフェリスたちはいてもたってもいられず、こっそりと長老の後をつけていく。長老が向かった先にあったものは、『叡智の樹』と呼ばれる天まで伸びる巨大な柱でー。
現代の噺家・楽々亭一福は、マドカピア王国でも変わらずに落語を披露し続けていた。一福を気に入っているモーニングラウンド王は、正式に宮廷ハナシカにならないか、と持ち掛けるのだが、一福はその誘いを断ってしまう。「自分は落語をやるだけ」というスタンスを頑なに崩さない一福に疑問を抱いたアヤメは、闇魔法を使って寝ている一福の過去を覗き見る。そこに見たのは師匠の七福や弟弟子の多ら福とともに、平和な世界で落語を披露している一福の姿だった。しかし、一福の幼馴染の女性、小春の婚約を巡って、事態は想定外の方向に動いていきー。
大穴へと落下していったサビトガ達は、地底で『魔王』と相対した。操られた少女を救うため、サビトガ達は魔王に立ち向かうのだが、刺されてもなお生きている自然の摂理を外れた姿を見て、魔王は「不死の水」を飲んで不死者になった者だと、少女は推測する。魔王が告げたのは、島に存在する全ての『魔の者』を駆逐すること。それこそが不死の水を手に入れる方法だと言い、魔王は消え去った。サビトガ達はその言葉を訝しみつつも、ひとまずは島の探索を続けていく。同じ頃、魔の島の案内人のもとに、白装束の男達が現れる。男が魔の島に案内した人物は「ルイン連邦史上、最悪の殺人鬼」であると言い、咎人に手を貸したことを追及する。殺人鬼を追って来た白装束の男達は、自分達も同じように魔の島へ案内するように求めていてー。
妹と母を失い、殺伐とした生活を送っていた中畑蒼馬。ある朝、蒼馬は魔法と精霊の存在する異世界の村に召喚されてしまう。「雨をやませるために、水の大精霊の生贄になってほしい」。理不尽な願いと暴力を受けて湖に沈められた蒼馬は水の大精霊アイザンと出会う。そこで、行方不明となった妹も生贄として召喚され、殺されていたことを知る。蒼馬の人生を壊してしまった贖罪として、アイザンは大精霊の力を捧げることを決める。蒼馬は『水を支配する能力』をもって復讐を果たし、召喚魔法をこの世界から消し去ることを決意。そして、記憶喪失の超高位魔導士『ソーマ』として生きるのだがー。
「私たちはね…異世界に、トリップしたんだよ」。実家のパン屋ごと異世界にトリップしたサトコ、18歳。「大きな地震のたびに先祖代々トリップしてる」と母に聞かされ、大混乱!戸惑うサトコをよそに、15年ぶりの営業にお店は満員御礼の大賑わいだった。ある日、配達先のお城でサトコは一人の美しい姫君・コズサ姫と出会う。“王の中の王”への輿入れをひかえたコズサ姫は、悪い魔法で子どもの姿に変えられてしまっていた。天下泰平のためのこの縁組、実現させないわけにいかない。相手は悪の大魔法使い、このままでは姫の身が危ないと遠方に避難することになるがー。「一緒に来てほしいのじゃサトコどの!旅先でもそなたの焼いたパンが食べたい!」
青年アシュレは、「聖遺物」の管理に励む若き聖騎士。ある夜、保管庫が襲撃され、ふたつの聖遺物が強奪されてしまう。それは美しき夜魔の姫シオンの犯行だった。アシュレはシオンを追跡するも、辿り着いた廃王国は人外魔境と化していた。そこで、幼なじみで従者でもあるユーニスと離れ離れになってしまう。窮地に追い込まれたアシュレが死を覚悟した瞬間、この事件の発端であるシオンと、土蜘蛛の男イズマに救い出される。一時的に共闘関係を結んだ三人は、ユーニスを救い出すべく行動を開始するのだがー。いま、若き英雄の旅立ちが始まる。