2019年9月発売
真相感覚と呼ばれる、人間の本能の先にある異能力を研究するための島・遊戯学園都市ルーデンス。ここで俺は底辺学生としてひっそりと過ごしていた。それはあまり他人に知られたくない力を持っているからで…。でも、ある出来事をきっかけに、ドSな超優等生・九重瑞奈に捕まり、彼女と一緒に能力を競うチーム制のゲーム大会で頂点を目指すことに。「真相感覚は、性癖を拗らせてるほど強い力を生みます。だから、先輩に手を貸して欲しいんです。ふふ、この写真の意味、わかりますよね」「俺は同類じゃないし、それお願いじゃないよね!?」美少女なのに残念なへんたい系ヒロインたちと挑む新感覚学園異能バトル開幕!
魔女教との戦いが終わり、しかし、深い傷跡の残された水門都市。日常を、『名前』を奪われた人々を救うため、スバルたちは『賢者』の塔を目指して、最果ての地へと旅立つ。魔獣の巣窟であり、濃密な瘴気の漂うアウグリア砂丘。前人未踏の砂の海を越える鍵、それは囚われの『魔獣使い』-。思い出を失った鬼の姉妹、『魔女』の名を名乗る人工精霊。そして、『名前』を失った『最優の騎士』と共に、一行はプレアデス監視塔へと挑戦する!「目覚めたとき、最初に見る顔が俺であってほしい。-それはたぶん、俺のエゴなんだよ」大人気Web小説、波乱と挑戦の第二十一幕。-愚かな挑戦者へ、渇いた砂の洗礼を。
学校側の介入というアクシデントがあったものの、1学年の最終試験を退学者なしで乗り越えたCクラス。最後の行事、卒業式を迎える。兄との最後の接触に踏ん切りのつかない堀北にアドバイスを与えつつ、綾小路は月城理事長代行対策に動き出す。システムにはシステムで対抗、坂柳理事長に連絡を取り、1年Aクラス担任の真嶋、茶柱と秘密裏に接触、交渉を試みる。一方で綾小路の偽の姿について疑念を持つクラスメイトも現れていた。好奇心と願望の下、1年Cクラス松下千秋が綾小路の追跡を始める。そして1年という月日は生徒同士の関係を大きく進展させるには十分な期間でー。新たな学園黙示録、1年生編完結!
海の国で法律の穴と被告の墓穴を掘ることで裁判に勝訴したアラン達は、オーブを求めて大海原へ。人魚との種族の壁をスコップで掘って友好関係を築き、鉱夫潜水術で水中呼吸も瞬時に解決。あまりのスコップ無双に己の無力さを痛感した女騎士カチュアは、それでも世界をスコップから守るため剣を振るう。するとビームが出た。どしゅおーんずがあーん。どう見てもスコップ波動砲「違う、聖波動撃だ!スコップじゃない!」波動を得た女騎士は人類を救うために、今日もスコップと戦うのだったー超英雄ファンタジー、戦慄の第三弾!
冒険者たちがトライホーン・ドラゴディスと戦闘を繰り広げていたその裏で、偶発ダンジョンを攻略していたティファとユウは、ダンジョンコアを破壊した際に変わった宝石を手に入れる。その宝石の使い道についてユウが学院長・リエラに相談したところ、かねてから作る予定のあったティファ用の発動体ー魔法杖の素材にするのはどうか、という話になるのだった。しかし、その宝石だけでは杖を完成させることはできず、足りない素材を集めることになる。こうして、ティファを含む学生組に麗しき古硬貨亭の冒険者たちという面々で素材集めが開始されるのだが、その収集先は不思議なギミック満載の『無限回廊』というダンジョンで…。入るたびに形を変えるという不可思議な『無限回廊』を舞台に、バカンスあり、冒険ありの賑やかな日々が綴られる、ひよっこ魔法使い・ティファの努力と根性の成長物語♪
異世界に召喚された如月燈也は、帝都を占領していた王国軍を退けることに成功し、救国の英雄となっていた。彼は緊張状態が続く両国の国境付近の街を視察することになるが、そこではある異常事態が発生していてー?
婚約破棄されたことを機に、自分の好きなように生きると決めた、女性魔導具師のダリヤ。彼女が商会を立ち上げてから、ダリヤの魔導具づくりは様々な人を巻き込んで進んでいく。商会長としても魔導具師としても、少々危なっかしいところのあるダリヤに対し、周囲の者はそれぞれの想いを募らせる。「恩には利子をつけて返す」「商会長の『右腕』を目指す」「守れるくらい強くなる」そんな想いに応えるように、ダリヤ自身も前を向き、また大きな一歩を踏み出すー!小物工房と『泡ポンプボトル』の量産品試作、『魔導コンロ』の更なる小型化、『人工魔剣』の実験など…とどまるところを知らないダリヤのものづくりの行方は!?魔導具師ダリヤの、自由気ままなものづくりストーリー第三弾、開幕!
高橋哲也は、仕事帰りに突如異世界に召喚される。しかし勇者召喚に巻き込まれただけのテツヤは、「限界レベル」というレベルを上げられる上限値が最弱の1。その世界では限界レベルが低いものは欠陥品呼ばわりされ、殺されてしまうという決まりがあった!無理やり召喚されたにもかかわらず、理不尽にも魔物が大量にいる谷底に落とされたテツヤ。彼は魔物に襲われて死にかけ、苦し紛れにユニークスキル「死体吸収」を使ったところ、なんと死体が生前所有していた能力が得られた!「…やってやろうじゃねーか!」この世界で生き残り、強くなって、自分を召喚した奴等を見返してやる。最弱と呼ばれた限界レベル1の男の、最強への成り上がりがはじまる!
その日、歴戦の冒険者パーティーに所属していたニックは、父のように慕っていたリーダーから追放を言い渡された。だらしない仲間たちのため、金勘定や知識面などで彼らを支えていたにもかかわらず、横領の濡れ衣を着せられて。恋人にもフラれ、すっかり落ちぶれてしまったニックだったが、偶然にも酒場で相席になった元貴族令嬢、破門神官、女竜戦士と意気投合する。三人もまた誰かに裏切られて、人を信じられなくなった冒険者たちだったのだ!誰も信じられない者同士だからこそ、共にやっていけると考えたニックたちは、生き残っていくために冒険者パーティーを結成する。「それじゃあ、オレたちはこれから『サバイバーズ』ってことでどうだ?」人間不信の冒険者たちが、最強のパーティーとして歩む冒険譚、ここに開幕!
短編集第五弾、再び語られる本編の外の物語!フェリスに治癒魔法を教えた導師ガリッチ。その師弟の日々と、『青』の称号を受け継ぐまでを描く『王選前日譚 青の継承者』。幼き日のアナスタシアが可愛い猫の三姉弟を手に入れるために奮闘し、運命と出会う『カララギガール&キャッツアイ』。オットーの強制里帰りに、護衛と賑やかしで同行するスバルとガーフィール。いまだ絆の浅い三馬鹿が事件に出くわす、『三馬鹿が行く!土蜘蛛編』。「ナツキさんって、一緒にいてもいなくても迷惑かけてくるのやめてくれませんかねえ!?」いずれも今を築く、絆のための物語。全編Web未掲載、この物語、必見ー!
人類が圧倒的な銃の力で、ファンタジー種族を滅ぼしゆく時代ーエルフの村で育った人間の少年・ガーディは、村の掟を破ったことで追放され、金貨姫フローリンが治めるイントラシア領に身を寄せる。剣も槍もロクに扱えず、秘められし権能すらも“究極のお人好し”という戦乱の世ではどうしようもない有様のガーディ。けれど、エルフの村でバカにされながらも培った知恵と経験、そして誰もが呆れた彼の“優しさ”が、過酷な戦争の中で空前絶後の伝説を生み出していくーのちの世で大軍師として語り継がれる少年の異端の英雄譚、登場!
『断罪を止めたくば、代償を、犠牲を、生贄を。我々は結晶化した“狂王”とその花嫁。及び、“拷問姫”エリザベート・レ・ファニュの身柄をお前達の命の代わりに求めよう』各地での殺戮を煽動するアリスとルイスの要求に対し、三種族は救世の英雄を生贄とする決断を下す。「…貴様ら夫婦を相手取る羽目になろうとはな。流石に予想せぬわ」再び世界の敵となったエリザベートの前にはジャンヌとイザベラが立ちはだかり、「さぁー父性愛の勝負といこうじゃないか!」愛娘の道を切り開くためヴラドはルイスを迎え撃つ。綾里けいし×鵜飼沙樹で贈る至高のダークファンタジー第八弾。彼らは戦う。各々の何かを守り抜くために。
大門悠人は転生した際に、自由にスキルを会得できる能力を神から授かった。異世界で生活を始めたユウトは、チートな能力を使って自在に新しいスキルを習得し、回復師、錬金術師、従魔師などなど様々な職業分野で頭角を現していく。伝説の魔獣マーナガルムを従魔としてペットに従えたユウトは、楽しすぎる異世界生活を送っていた。貴族令嬢ソフィアとともに、冒険者としても活躍するユウトだったが、ある日、奴隷商館で黒い髪・黒い瞳の日本人らしき少女を見かける。「もしかして転移者か?でもどうやって…」ユウトは異世界で見かけた同郷らしき少女を調べるため、奴隷商館へと向かうが…!?最強冒険者として、ユウトは楽しすぎる異世界生活をさらに満喫する!
ちょっと内気な女子高生・朝比奈若葉はクラスメイトの悪ノリから、ある「罰ゲーム」への参加を強要される。それは、付き合いたくない男No.1にして学校一の嫌われ者・入間晴斗に「ウソの告白」をして付き合うこと。憂鬱な気持ちで始まった晴斗との交際ーだけど“嫌われ者”の本当の性格や行動を間近で見るうちに、暗黒だった少女の学校生活は最高の青春へと変わっていくーWEB掲示板発!不器用な女の子と嫌われ者の男の子が紡ぐ最高で伝説のハッピーエンドラブコメ!
鎌倉にある呉服屋の長女・紬は、どうしても着物に興味をもてず、店の経営に腐心する日々を送っていた。そんな様子を見かねた両親の強引な指示によって、彼女は神楽坂の路地裏に建つ悉皆屋で修業することになる。仕立て直しや洗い張りなど、着物のメンテナンスを一手に引き受ける悉皆屋。飄々とした店主や軟派な大学生らと共にこの店で働くうち、紬はこれまで気づかなかった着物の魅力にはまっていくー。瀟洒な街・神楽坂には、日本伝統の美が、よく似合う。心を豊かにしてくれる着物にまつわる短編連作。
筆耕士、相原文緒。彼女の仕事は、卒業証書や招待状の宛名などを、毛筆で書くこと。内気で真面目な文緒は、憧れの先生・都築尚之から請け負った数々の仕事を丁寧にこなしていく中で、文字にまつわる不思議な謎に、しばしば遭遇するのだった…。文字。そこには、使う人の“想い”はもちろん、長い歴史に培われた知られざる“秘密”も潜んでいるー。文豪たちに愛された静岡県三島を舞台に繰り広げられる、インテリジェンスに満ちたミステリーを、ご堪能あれ。
突然終わった結婚生活。バツイチかーと嘆く余裕もない私。職務経験もろくにないが、家事だけは好きだった。そんな私に住み込み家政婦の仕事が舞い込む。相手は高名な小説家。そして整った顔立ちとは裏腹に、ものすごく気難しい人だった。行き場のない私と、ふれ合いを拒む小説家。最初はぎこちなかった関係も、家事が魔法のように変えていく。彼と心を通わせて行くうちに、いつしかー。なにげない毎日が奇跡になる物語ー本を閉じた後、爽やかな風を感じてください。不器用で優しい人々が織りなす再生の物語。
僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないかーそんな恐怖を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。これは、文庫本である僕が一人の少女と過ごした、かけがえのない日々の物語だ。
「ということは、ハトの小説家も、カピバラのデザイナーも実在するんですね。アリクイのハンコ屋さんに」ミナミコアリクイの店主が営む『有久井印房』は、コーヒーとケーキがおいしいちょっと変わった印章店。訪れたのは鉄の女と呼ばれるバリスタに、姉たちに悩む末の弟、そしてトラブルメーカーな有久井印房大家さん。アリクイさんは彼らのハンコに「人」を彫り、離れた心をそっと包み込む。不思議なお店で静かに始まる、縁とハンコの物語。