音楽むすび | 制作・出演 : エッジ・オブ・サニティ

メロディック・デスというジャンル確立に貢献した彼ら。にもかかわらず中心人物のD.スウォノ脱退に伴いサウンドもガラッとモデル・チェンジ、単なるデス・メタルに様変わりしてしまった。ノイズのみが際立つ音にもはや北欧的な叙情なし。これは改悪だな。

北欧メロディック・デスの97年のアルバム。前作『クリムゾン』ではプログレッシヴな手法を巧みに織り込ませ、幻想的な趣きを醸し出していたが、今作はギター中心のごわついた荒々しさが目立ち、デス回帰も覗く。が、(3)では鮮明な歌メロも描く。風呂敷を広げた許容量の成せる技か。

スウェーデンのデス・メタル・バンドの96年のアルバム。その内容は、約40分にわたる大作1曲のみだ((2)はボーナス・トラック)。メロディアスなフレーズや“非ダミ声”のヴォーカルも導入し、物語仕立ての構成力でドラマチックに聴かせる試みを評価したい。

スウェーデンのデス・メタル5人組の日本デビュー作(通算4作目)。ノイジーなギターに重い濁声。しかも米国の銃問題などを扱うなど、やはりヘヴィな歌詞。(1)の冒頭のようなロマンティックな展開に感激。もっと、と望むのは骨が足りないだろうか。