制作・出演 : クリヤ・マコト
マヤマヤ
すでにインディーズ系で2枚の作品を発表している女性シンガーのメジャー移籍第1作。ジャズ、ラテン、ボサ・ノヴァを得意としていて、本作もジャズ・ボッサ&ラテン色が強く、彼女のエキゾティックでコケティッシュな歌声は男心をくすぐるかも。感情移入に個性があり、(1)は出色。
クリヤ・マコト/アンチテーゼ 2クリヤ・マコト/アンチテーゼ 2
アニメ音楽とジャズの出会いを実現した作品。『ルパン三世』『新世紀エヴァンゲリオン』をはじめとするさまざまなアニメの名曲がジャズの魔法をかけられたかのように崇高な芸術へと変化していく。特に(6)のアレンジやフリューゲル・ホーンのメロディは最高。
マーシー・マーシー・マーシーマーシー・マーシー・マーシー
クリヤにとって師匠にあたるネイサン・デイヴィスとの共演盤。ネイサンやカーティス・フラーにとって自然なジャズという観点から、オーソドックスにプレイするファンキー・ジャズ。才人クリヤがあえてこういう演奏を行なっているところが面白い。
スーパーテクノ・ジャズスーパーテクノ・ジャズ
クリヤ・マコト、ミカタ・ヒロシが制作したテクノ・ジャズのコンピレーション。これはやっぱりダンス・ミュージックですね。ふたりとも才能あるアーティストだし、サウンドはなかなか凝っているのだから、もうちょっと違った打ち出し方でもいいのでは。
KOOL JIVEKOOL JIVE
ジャズの有名曲をハウス/ダンスのスタイルで演奏。かろうじて原曲がわかるほど大胆にアレンジした曲もある。打ち込みでグイグイとグルーヴしていくバラード解釈が新鮮な(4)、アグレッシブなシンセのフレーズとラップが飛びかう(5)などはかなり刺激的。