音楽むすび | 制作・出演 : ジョヴァンカ

前作『サブウェイ・サイレンス』(2008年)が好評だったオランダのシンガーのセカンド。引き続きベニー・シングスとの共同制作で、爽快なポップスが満載。前作では全編キリッと背筋を伸ばしていた可憐な歌が、本作では可憐さはそのままに肩を落としたりよろけたり、よりロウな表情を身につけた。

アムステルダムの女性シンガーの初ソロ作。活動を共にするプロデューサー、ベニー・シングズが紡ぐジャズを背景に持つ軽快で洒脱なポップスに乗る、ジャケットの姿そのままに背筋が伸びたキュートな高音声の歌は、力みなく自立した女性の爽快な意思表示。