制作・出演 : マーカス・ミラー
生前に発表されたという点においては最後のオリジナル・アルバム。多数の共演者を起用するという復帰以降の方法論が完成を見た重要な作品で、マイルスが一人の音楽家として着地点を探さんとする姿がある。
スラップ奏法やエレキ&ウッド併用などを定着商標化したビッグ3の強力ユニット。曲を書き、弾き、技を競う、ベース好きに必聴の一枚。競演曲とともに協奏曲的に一体化した「ヒルビリーズ・オン・ア・クワイエット・アフタヌーン」などにも惹かれる。チックほか彼らゆかりのバックも垂涎。「ロプシー・ルー?シリー・パティ」など“それにしても”の凄さ。★
ジャズ・ベーシスト、マーカス・ミラーの2007年7月発表のアルバム。デニース・ウィリアムスの「フリー」やタワー・オブ・パワーの「ワット・イズ・ヒップ」など人気曲が満載。コリーヌ・ベイリー・レイらが参加している。
過去の作品からセレクトしたコンピ盤。全編を通して、マーカスの音楽の視野の広さに驚嘆。彼はさまざまな音楽を糧とし、それらを咀嚼して自身の音世界を構築しているが、その手際に彼の見識の高さを確認できる。何よりどの演奏も彼の身体性と連動しているのが凄い。★
ビ・バップの巨人、ディジー・ガレスピーとマーカス・ミラーの共演が聴ける異色アルバムの再発盤。ブランフォード・マルサリスも1曲参加。《キング・ベーシック・ジャズ・コレクション》の1枚。
グルーヴ感あふれるベーシスト、マーカス・ミラー6年ぶりのスタジオ録音アルバム。ジャヴァン、メイシオ・パーカーをはじめこれ以上はないほど豪華なゲストで、どこを聴いてもおもしろい。
5年余の沈黙を経て復活した帝王マイルスの力強いブローイングが衝撃的。新たな挑戦をスタートさせたマイルス・ミュージックが、さらにダイナミックになってMSシリーズに再登場!