制作・出演 : 久野かおり
プロデュース業などでも活躍するシンガー・ソングライター久野かおりのオリジナル10thアルバム。初期作品を彷彿とさせる生楽器主体の楽曲を中心に、これまでとは一味ちがったロック調のナンバーなども聴ける。
デビュー15周年記念、8枚目のアルバム。全曲、作詞・作曲・アレンジを手がけ、生演奏によるアナログ感あふれる温もりあるアルバムとなった。粉砂糖をふりかけたような優しいラブ・ソング集だ。
シンガー・ソングライター、久野かおりのマキシ。一度聴いただけで口ずさんでしまえそうなポップ・チューン(1)、訴えかけるように歌うマイナー調の(2)、しっとりとしたバラード(3)と、表情の異なる作風。ラブ・ソングが好きで、甘い“愛”の世界にどっぷり浸りたい人に。
7枚目のオリジナル・アルバム。「Set Me Free」や「VACANCE」など、マイナー調の楽曲で見せるシンガー・ソングライターとしての能力の高さはずば抜けている。「TRUE LOVE〜真実を重ねて〜」は五十嵐浩晃とのデュエット。
整理されたメロディをこれまた清潔感の感じられる演奏で全11曲。耳障りなところがなく、リラックスした状態で最後まで楽しめる。逆を言うと少々スリルに欠けるということになるが、それは他のアーティストに求めればいいわけで、この人はこれでいい。
シンガー兼サックスプレイヤー、久野かおりが26歳で放った1stアルバム。クラシック少女がユーミンでポップ・ミュージックに目覚め、スタンダード曲が好きだというこの頃の久野かおりの経歴そのままに、穏やかさと気怠さが歌に出ている。
シンガー・ソング・サックス奏者である久野かおりの2ndアルバム。あまりの乙女ぶりに戸感いを感じつつ、無類の幼気さに気づくと可愛さが倍化する。その素直なサウンドとヴォーカルは、乙女チックなものだったと理解できる。ロリコンになりそう。
歌・作曲、サックスなどとマルチ・プレイヤーな才能が光る久野かおりの3rdアルバム。今回は詞も手がけている。ゆったりとした流れの中で歌われるメランコリックな世界は、シーズン・オフのリゾート地にとり残された想い出の物語のように聞こえる。
この久野かおりという人のアルバム、澄んだ声と軽めのサウンドがうまくマッチしていて、とっても気持ちいい。曲もみんなポップだし。けっこう好きになりました。でも「毎日がバレンタイン」という歌は、独り者のボクにはツライ。