制作・出演 : 五島良子
洋楽邦楽のカヴァー・アルバムを同時発売し話題を呼んだ女性シンガーのニュー・アルバム。彼女の変幻自在なヴォーカルを際立たせるかのようなアコースティックなサウンドが心地よい。
世界各地の人々との感動の出会いで人気のTBSテレビ系列『世界ウルルン滞在記』でおなじみのエンディング・テーマ曲。作曲はCM界で売れっ子のオランダ人、イリヤゴートが手がけている。
数々のアーティストに楽曲を提供している彼女だけに、そのお礼の意味もあるのか、錚々たるメンバー(本当に豪華!!)が参加した新作。ということは、クレジットをじっくり眺める楽しみも。
彼女の10年に渡るキャリアを支えたさまざまな人々が参加したアルバム(4月リリース予定)に先駆けて、石野卓球とのコラボレーションによるシングルの登場。新しい彼女に触れることができる。
ミュージシャンズ・ミュージシャンという呼び方がふさわしい、五島良子の最新シングル。現在、多くのミュージシャン友だちの協力の下でニュー・アルバムを制作中なのだが、そのパイロット・シングルといえそう。繊細なヴォーカルが素晴らしい。★
99年のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルで、圧倒的な実力を見せつけた彼女の最新マキシ・シングル。ライヴでいつも最後に歌っている曲で、ファンのアンケートによって再レコーディングされた。ゆったりとしてソウルフル。(2)(3)も新アレンジ。★
女性R&Bシンガーのブームがくるずっと前から、ソウルフルな歌声を聴かせていた彼女の最新マキシ。ネスカフェのCMソングで、当初はCD化の予定はなかったが、問い合わせの多さにリリースが決定。この曲を含むベスト盤が8月に発売される。★
ちょいvoに気合い入りすぎ? コンポーザーとしての成長ぶり、アフロ同様の立派なソウル魂はわかるが、全編(9)くらいのスウィートさで歌ってもよかったのでは?R&Bへの造詣の深さや楽曲の完成度の高さ、歌枝には感心するが、それ以上は入り込めない。
レコード会社を移籍したとたん、いきなり精神的コアな部分である、情念的でサイケデリックなサウンドを一気に披露しはじめた五島良子。R&Bやジャズ色もたっぷり内包した彼女の歌世界は、グラス片手にトリップし聴きたくなる、非常に奥深く濃厚な1枚だ。