制作・出演 : 岸徹至
ア・ブーケ・ローゼスーばらの花束ア・ブーケ・ローゼスーばらの花束
『フライン・バタフライ』に続く作品。チック・コリア、リー・モーガン、ジョン・コルトレーンらの演奏でおなじみのジャズ曲を鮮やかに歌っているのが実に印象的。シャキッとしたバックのサウンドも魅力で、守屋純子のアレンジ、近藤和彦らのソロも素晴らしい。
ギフトギフト
もはや、国内コーラス・グループからは突出した水準のクールさを持つ彼ら。このクリスマス・ソング集でも、圧倒的なメジャー感を発揮している。あえて英語でカヴァーしている達郎の「クリスマス・イブ」も嫌味なく自然。確かに、国内市場では狭いタイプだろう。飛躍の時期はすでに来ている。★
ドリームドリーム
4人組コーラス・グループの2作目。無伴奏の「聖者の行進」は美しいハーモニーに加え、スピード感と起伏に富んだ表現が光る。ストリート感覚が心地よい「愛という名の欲望」でも実力発揮。明るい曲調と4人の声質が合っている「ファン・ファン・ファン」は山木秀夫ほかの躍動的な演奏もいい。「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー」などでは品のよさが前面に出る。
スマイルスマイル
新人のネオアコ系バンドかと思ったらジャズのコーラス・グループだった。しかも平均年齢23歳。さわやかなサウンドをバックに、こざっぱりとしたイケメンたちのハーモニーをたっぷりと、というと何やら女性専用の匂いがするが、実力は確かですので念のため。
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