制作・出演 : 雷門助六
NHK落語名人選72 ◆長短 ◆片棒NHK落語名人選72 ◆長短 ◆片棒
本郷生まれの助六は一時大阪にいたようだが、その山の手口調の品のよさが噺を妙に落ちついた雰囲気のものにしている。気の短い大工を演じる「長短」にはクスクスしてしまう。70年の録音。「片棒」は72年の録音でこれも妙に艶っぽく聞かせている。
NHK落語名人選 98 ◆七段目 ◆高砂やNHK落語名人選 98 ◆七段目 ◆高砂や
いかにも明治の人らしく、枯れた芸風が古き良き寄席の空気を伝えてくれる。落語界きっての踊りの名人としても知られ、その素養に裏打ちされた所作の美しさが目に浮かぶ。芝居が日常生活から縁遠くなった昨今、「七段目」の面白さがどこまで通じるか……。
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