制作・出演 : GOINGUNDERGROUND
「きらり/トゥモロウズソング」に続く、GOING UNDER GROUNDのシングル。今回はアッパー系の曲調だが、やはりゴーイング、リスナーの胸をきゅんと切なくときめかせてくれる。
2005年の真夏にリリースされた両A面マキシ・シングル。ゆったりとしたテンポの中で、必要最小限の音数とシンプルに洗練されたメロディが“流れる季節”の情感を芳醇に描き出す「きらり」、ゴーイング流レゲエとでもいうべき「トゥモロウズ ソング」を収録。
スマッシュ・ヒットを飛ばし続けるゴーイング〜から、またも届いた軽快ポップ・チューン。無駄なくシンプルで献身的な演奏はさすが。過去と今をしっかりと受け止め、再び歩き出すさまを綴った雨のち晴れソングは、ハートの奥に響く。(2)は哀愁残る切ないナンバー。
松本素生の紡ぐメロディはしごく金太郎飴的という難点に目をつむれば、おそらく日本最強の水準にある。胸をギューッと締めつけられる快感は、このバンドが目指す方向が強度や激しさではなく、柔らかさや切なさにあることを如実に示している。なにげに貴重な存在である。
5枚目となるマキシ・シングル。素朴で切ないメロディを主軸にしたゴーイング節が全開。どこか懐かしく、胸をキュンとさせる。ほのぼのしたカップリングも味わい深い。初回盤はCDエクストラ仕様でタイトル曲のプロモ・クリップも収録。
未来へと疾走するセンチメンタリズムが猛威を振るうセカンド・アルバム。松本素生のメロディ・メーカーとしての資質は、本作でより明確となった。人生を高尚なものではなく、安っぽい、しかし愛すべきものとして描く作風は相変わらず憎みきれない。
お馴染み上田ケンジをプロデューサーに迎え、お馴染みの胸キュン・メロディをお馴染みのつんのめり疾走サウンドで鳴らした、まさに彼らの王道曲。そろそろ新機軸を、という気もしなくはないが、楽曲のレベルは相変わらず下手な野次はぶっ飛ばすものだ。