制作・出演 : MilosJahoda
シューベルト:ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調OP.100、D929 ピアノ五重奏曲 イ長調「鱒」OP.114、D667シューベルト:ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調OP.100、D929 ピアノ五重奏曲 イ長調「鱒」OP.114、D667
トリオとしては2枚目のアルバム。「鱒」の方は、同じくチェコ・ナショナル響の二人の首席奏者が参加している。音色の均質さやバランス、アンサンブルの緊密さ、躍動的で切れの良いリズム感などは素晴らしい。幾分硬めのくすんだ響きで、過度な感情移入を排し、純粋に音楽美を作り出している。
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調 OP・90、B166「ドゥムキー」 シューベルト:ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 OP・99、D898ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調 OP・90、B166「ドゥムキー」 シューベルト:ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 OP・99、D898
弦はチェコ・ナショナル響の首席、ピアノは地元で評判の奏者によるトリノのデビュー盤。これは新鮮だ。アイロンをかけたばかりのシャツのようなシャンとした音色で、実にすがすがしく歌う。特に「ドゥムキー」が良い。録音もすっきりしていて冴えわたっている。
チャイコフスキー/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番チャイコフスキー/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
第1楽章でのダイナミックで聴き手を圧倒する指の動きに加え、第2楽章で聴かせる哀愁を帯びた歌心。“自分にしか表現できない音楽”を求めるゲキチの表現力の凄さ。チャイコフスキーの第2番ってこんなに魅力的な曲だったんだと再認識させられるに違いない。
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