ゲンミンゲン:ヴァイオリン協奏曲 他
ゲンミンゲン:ヴァイオリン協奏曲集、シュベルガー:到着の交響曲
誰もが知ってるハイドンの『告別交響曲』。これは曲の終わりに楽団員が次々と退席し、ヴァイオリニストが2人だけ残ることで、雇い主に「家に帰りたい」と訴えるという作戦でしたが、このヨハン・マティアス・シュペルガー[1750-1812]の交響曲はその逆で、最初はヴァイオリン・デュオで始まり、次々と奏者が増えてくるという趣向です。
もう一人の作曲家ゲンミンゲンについては、現在ほとんど知られていません。ビュルテンブルクの騎士の末裔であり、ベルリンで裁判官として働いたという経歴の持ち主です。このヴァイオリン協奏曲は、当時の音楽を上手く取り入れながらも、すでにロマン派の香りを先取りしているものであり、小さな驚きを感じさせずにはおれません。(cpo)
【収録情報】
1. ゲンミンゲン:ヴァイオリン協奏曲第1番イ長調
2. ゲンミンゲン:ヴァイオリン協奏曲第2番ハ長調
3. シュペルガー:シンフォニア ヘ長調『到着の交響曲』
コーリャ・レッシング(ヴァイオリン:1,2)
ミュンヘン放送管弦楽団
ウルフ・シルマー(指揮)
録音時期:2010年
録音方式:デジタル
Disc1
1 : Allegro
2 : Adagio
3 : Rondo
4 : Piano Concerto No. 1 in C minor, Op. 35
5 : Andantino Cantabile
6 : Rondo
7 : Andante - Munich Radio Orchestra
8 : Allegro Molto - Munich Radio Orchestra
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