ルイ・シュポア:ヴァイオリンとピアノのための作品集
シュポア:ヴァイオリンとピアノのための作品集
CPOにはシュポアが作曲したヴァイオリン協奏曲全15曲のリリースがあり、この素晴らしい作曲家を喧伝するのに一役買っていることは間違いありません。今作ではヴァイオリンとピアノという、よりロマンティックで詩的な作品を紹介することで一層シュポアを身近に感じていただけるのではないでしょうか。シュポアの室内楽のほとんどは、ハープ奏者であった最初の妻シャイトラーとの『ヴァイオリンとハープ二重奏曲』ですが、ここで聴けるピアノとの作品は、彼の2番目の妻マリアンヌのために書かれたもの。才能あるピアニストであった彼女の名技をひきたてるため、デュオ・コンチェルタンテではヴァイオリンとピアノの役割は完全に同等なものであり、お互いの内なる声を聴きあいながら演奏したであろう夫妻の姿が目に浮かぶ、華麗な作品となっています。他の3つの作品は、幾分肩の力を抜いたもので、美しいメロディが横溢した品のよい曲です。(cpo)
【収録情報】
シュポア:
・グラン・デュオ・コンチェルタンテ 変ホ長調 Op.112
・アダージョ ト長調 Wo037
・ロンドレット ト長調 Op.149
・6つのサロン風小品 Op.135
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
コーリャ・レッシング(ピアノ)
録音時期:2010年
録音方式:ステレオ(デジタル)
Disc1
1 : Grand Duo Concertant Op 112
2 : Adagio in G Major Woo 37
3 : Rondoletto Op 149
4 : Sechs Salonstcke Op 135
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