クーベリック至高の芸術3::モーツァルト:交響曲第40番/交響曲第41番「ジュピター」
端正で美しいモーツァルトが、ここにある。何か特別なことをしているわけでなく、丁寧に一音一音を紡いで織り上げているだけだが、出来上がったものは、肌理が細かく陰影に富んだ微妙な美しさを持っている。プロの仕業だなあ。聴くほどに味わい深さが増してくる。★
関連音楽
クーベリック至高の芸術1::モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」/第36番「リンツ」クーベリック至高の芸術1::モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」/第36番「リンツ」
今となっては多少重ったるい気がしなくもないが、ことさら特別なことをするでもなく、穏やかで自然体のモーツァルトが聴かれる。しかし聴いているうちに、どこか不思議な懐かしさが込み上げてくるのも事実で、それはこのコンビならではのものかもしれぬ。 2005/05/18 発売