音楽むすび | Faust.CD

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Faust E.P.Faust E.P.

毛皮のマリーズの1stミニ・アルバム『Faust C.D.』発売10周年を記念した10インチ・アナログ盤が、 タイトルを『Faust E.P.』と改め1000枚限定プレスで志磨遼平(現ドレスコーズ)の主宰するイエスレコードから 4月21日(土)にリリースされる。今作『Faust E.P.』は、一昨年の1st Album『戦争をしよう』、 昨年の2nd Album『マイ・ネーム・イズ・ロマンス』に続く《発売10周年記念アナログ盤》の第三弾。 前二作のフル・アルバムが12インチ(LP盤)仕様であったのに対し、6曲入りのミニ・アルバムである今作は 初の10インチ/クリア・ヴァイナル仕様となっている。 毛皮のマリーズはかつて志磨遼平(現ドレスコーズ)、越川和磨(現THE STARBEMS他)、 栗本ヒロコ、富士山富士夫が在籍し、2011年9月の6th Album『THE END』の発表と共に 前代未聞の解散劇で伝説と化した不世出のロックンロールバンド。 2008年にリリースされた『Faust C.D.』は、ドイツの文豪ゲーテの戯曲を連想させるタイトル通り、 マリーズ史上最も「悪魔」的な作品であり、“ジャーニー”、“ハートブレイクマン”、 “おはようミカ” といった人気の高いナンバーばかりが収録されている。 以下はドレスコーズ志磨遼平からのコメント。 本作は10年前、『マイ・ネーム・イズ・ロマンス』とほぼ同時期に制作された6曲入りのミニ・アルバムです。 当時のぼくらはメチャクチャなエピソードにだけは事欠かず、ライブ中にメンバー同士がケンカを始めるわ、 ぼくは1曲歌って勝手に帰るわ(そのまま失踪)で、そんな悪態がまた噂を呼んで ライブの集客だけがどんどん増えていく中、バンドはボロボロの壊滅寸前でした。 もう解散だ、解散! とぼくが一方的に宣言し、決別のしるしとして “ジャーニー” を書いたところから始まった制作は、 紆余曲折を経て異形のアルバム『Faust C.D.』として完成。『マイ・ネーム・イズ〜』を初期の代表作とするならば、 バンド史上最も禍々しい《ダークサイド・オブ・マリーズ》が本作であります。 2018/04/21 発売

ビューティフル / 愛する or dieビューティフル / 愛する or die

『ビューティフル/愛する or die』は両A面シングルとして2008年にリリース。 “ビューティフル” はまぎれもなく毛皮のマリーズの代表曲であり、多くの若いアーティストが 「人生を変えた1曲」に挙げるなど、現在も影響力を持つ名曲中の名曲。 “愛する or die” は当時のライヴにおいて暴動寸前の盛り上がりを見せていた破壊力200%のキラーチューン。 “宗教” は本作でしか聴けない(アルバム未収録)レアトラックであり、隠れた名曲。 全マリーズ・メイニアが待望した、日本のロック史に残る名シングルの7インチ盤は、限定プレスのため、貴重盤となること必至。 以下はドレスコーズ志磨遼平からのコメント。 「“ビューティフル” を書き上げた夜、一刻も早く誰かに知らせたくて、当時やっていたブログに歌詞をまるごと載せたことを覚えています。 そうでもしないと興奮がおさまらなかった。そして当時契約したばかりだった事務所に「すぐにシングルで出してほしい」と頼み込みました。 そんなことを自分から言い出したのは後にも先にもこの時だけです。これが代表曲になる、という確信があったのでしょう。 ジャケットデザインは《作曲からわずか10日でリリースされた》というジョン・レノンの『Instant Karma!』にあやかりました。 今回の7インチ盤はさらに “本物” らしい質感へとリデザインされています。 この曲はぼくの、ぼくらの、人生をたしかに変えました。今でも必ず歌うレパートリーの数少ないひとつで、 あの夜の予感通り、ぼくの代表曲となったようです。」 2018/12/05 発売

GloomyGloomy

『Gloomy』はインディーズ時代最後の作品として2009年に発表。 全13曲、50分を超える大作であり、このアルバムをきっかけに毛皮のマリーズは《ロックンロール・リバイバル》が 叫ばれていた当時の日本インディー・シーンの最重要バンドへと変貌を遂げる。 以下は志磨遼平からのコメント。 毛皮のマリーズが生んだアルバムの中で(おそらく)最も複雑に愛された作品『Gloomy』が、いよいよアナログ盤となって復活です。 この作品が生まれた10年前の2009年は、ぼくらにとって激動の1年でした。小さなライブハウスには入りきらなくなったフアンと共に、 大きな野外フェスやメディアに取り上げられるようになった一方で、ソングライターであるぼくの鬱病はますますひどくなり、 新曲制作はおろかメンバーやスタッフとの交流すらままならないといった状況が一年ほど続いていました。 唯一の「命綱」だった音楽すら信じられなくなり、窮地に追い込まれたぼくが選んだ最後の手段は、音楽なんて大嫌いだ、 ロックンロールなんて大嫌いだ、毛皮のマリーズなんて大嫌いだ、という憎しみを、また音楽へと還元することでした。 《Gloomy=暗い、陰鬱な》というタイトルの本作は、同じような気分を抱えた若者にとっての 解毒剤のようなものになり得たのかもしれません。この作品をすべての暗い若者と、かつてのぼくらに捧げます。 2019/08/14 発売

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