J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
ニコラーエワが85年の来日時に録音したもの。第1巻同様、「平均律」の代表的な録音として長く愛聴されてしかるべき演奏だ。堅固な構築力と、柔らかく温もりのある音色は、生身のバッハを感じさせてくれる。
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J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニアJ.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア
ピアノ学習者が必ずというほど手掛ける作品だが、これほど内容的にも充実した音楽は世にそう多くない。選び抜かれた音で、簡潔、自然、決然として創意と多様性に満ちている。ニコラーエワは、この名曲のピアノによる演奏の、1つの理想に近い形を示している。 1986/02/05 発売
J.S.バッハ小プレリュードとフーガ集J.S.バッハ小プレリュードとフーガ集
各曲1〜2分程度の小品集。なじみ薄の作品ながら、バッハ特有の灰色の音楽が充満。(1)(2)はピアノ初心者向きというが、技術的レベルでの評価のみによるならば剣呑な価値判断。後半のフーガはかなり重厚な音楽で、ニコラーエワのダイナミックな演奏が光る。 1993/03/24 発売