オーダー・オブ・ザ・ブラック
ザック・ワイルド率いるブラック・レーベル・ソサイアティの通算8作目。メタルの王道的な重厚なサウンドと、ザックのリフ作りの上手さが際立つ。冒頭を飾るネイティヴ・アメリカンの伝説的英雄を歌い上げた曲をはじめ、現実を見据えて示唆に富んだ詩も興味深い。★
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オジー・オズボーン・バンドでの活躍で知られるギタリスト、ザック・ワイルド率いる極太ヘヴィ・ロック・バンド、ブラック・レーベル・ソサイアティのCDが紙ジャケ化。その最初のアルバム『ソニック・ブリュー』(98年)では、挨拶代わりの横殴りグルーヴが炸裂し、続く2作目『ストロンガー・ザン・デス』(2000年)では、バンドとしての一体感やソングライティングに磨きがかかり、問答無用のヘヴィ・ロック・サウンドを浴びるように味わうことができる。さらに、『キングス・オブ・ダムネイション』(2005年)と『スカルエイジ』(2009年)はともにベスト・アルバムで、バンドおよびザックの軌跡を辿るには最適の内容。前者には、レッド・ツェッペリンやビートルズ、ニール・ヤングなどの興味深いカヴァーを収めたボーナス・ディスクも付いており、ザックのルーツを知る上で聴き逃せないものだ。 2009/12/23 発売