オール・デイズ・アー・ナイツ:ソングス・フォー・ルル
キャラ含めデコラティヴなイメージの強い人が、この6作目でも選んだ手法はピアノの弾き語り。実妹マーサに呼びかける設定の「マーサ」もあり、母ケイト・マクガリグルの死に触発された内面吐露、といった側面も。シェイクスピアのソネットを俎上に上げた6〜8曲目が、次作を予告するかのよう。
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RUFUS WAINWRIGHTRUFUS WAINWRIGHT
ラウドン・ウェインライトIIIとケイト・マクギャリグルの間に生まれ、しかもヴァン・ダイク・パークスがアレンジで絡む。それだけでも面白い個性に違いないという予想を遙かに上まわる内容だ。シンガー・ソングライターの類型化から出て実に新鮮。 1998/05/21 発売