言葉の最良の意味で、スターンは“アンサンブルの人”である。たとえばピアノをバックにしたソナタ演奏でも、彼はあくまでも室内楽として演奏している。そんな彼の資質が最高度に発揮された例として、このトリオ集は後世に伝えるべき名盤だ。