ペライアがアカデミー室内管を弾き振りして、バッハのピアノ協奏曲集の録音を開始。これはその第1弾。最近はチェンバロでの演奏が主流だが、モダン・ピアノを使ってバッハの真髄を披露。
ペライアの弾き振りによるバッハ協奏曲全集がこれで完結となる。音楽の流れを一瞬たりとも滞らせない推進力のある演奏なのに、聴き手の心にはいろんなものが引っ掛かりとして残っていく。洗練されていてどこにも刺がないのに、もう一度聴きたくなる。名演。 2002/02/20 発売