ショパン:夜想曲全集
小林ひとみに似た仲道サンのCDは、何やら物思いにふけるセピア色の写真がふんだんに入り、女性誌的なきれい感覚で一貫。音楽は主旋律を甘く、悲しく、センチメンタルに歌い回し、アア、コンナニ露骨ナ青春ノしょぱんモ珍シイ。ミンナデ泣コウネ。
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こぎれいにメロディを歌い、乙女の哀しさみたいな表情もあるのが美点。休符を縮めて先に走ってしまうのが欠点。とにかく、これが日本女性ですね、という感じにきちんとまとまっている。偏見と言われたそうだが、仕方ない。解説にはバイオが入ってないぞ。 1993/10/21 発売
夢見がちな少女のショパンのようでもあり、時にはより深い感覚を身に付けた大人のショパンのようでもあるところが面白い。(4)の幻想即興曲はルービンシュタインが出版した「決定稿」によるもので、一般によく弾かれる方は(9)付録になっているのも話題。 1994/09/21 発売
ピアニスト自ら、サロン的、甘美で華やかというよりも、えもいわれぬ哀愁やしっとりした部分に魅かれる、と述べているが、しめやかな色合いがにじみ出た、耳に心地よいショパン集だ。よく知られた曲が並んでいるので、初心者でも聴きやすいだろう。 1995/04/21 発売
ショパンは、仲道郁代がデビュー当初から積極的に取り組んできた作曲家。バラードはブラームスのソナタと、スケルツォはショパンのソナタとカップリングされていた。ともに彼女の代表的なショパンだ。 2007/10/24 発売
プレリュード集は、ショパンの2曲のピアノ協奏曲録音の翌年に収録されている。ソナタは、その2年後にイギリスで録音されたもの。24曲各曲の見事な弾き分けやソナタでの構成力の確かさなど、聴きどころが満載だ。 2007/10/24 発売
ノクターン集はデビュー間もない89年から3年がかりで完成させた全曲盤からの抜粋。仲道郁代の抒情性や豊かな情感、甘美な歌い回しなど、その資質はこのノクターンにぴたりと合っているのが分かる。 2007/10/24 発売