ホット・タイフーン・フロム・イースト
1976年ハリウッドのライヴハウス《トルバドール》にて収録。叫ぶー歌うーかき鳴らす。少しもたじろがずに美しい言葉を叫んでいる日本人と観客との間に通い合う熱気が確かに伝わってくる。定番の(4)を含み、「怒れる若者」泉谷しげるが浮き彫りだ。
関連音楽
(1)が総てを語っている感じだ。強引に何かにたとえるとすれば、U2をバックに従えてボブ・ディランが歌っている。それほど新しい空気に戯れながら力強い歌ではじまる。歌いたくなったから、歌わずにはおれないのだ。ここには、その決意がみなぎっている。 1988/01/21 発売
ベテラン・パンカー泉谷のこれまでの気になる名曲の数々を新しいアレンジでやった新解釈編。U2みたいなのが多いのは曲のせいばかりではなく、むしろ声のせいなんじゃないだろうか。なごやかさなどないところにこの人のココロイキを感じさせます。 1988/12/07 発売
生まれながらにして真理に至ってしまっている人だけの苦悩によって生み出された歌をこそ聴きたいと願うときがあるから、泉谷を支持しつづけるのである。不変であると感じさせる攻めの楽曲揃いである点ではここ数年で最も印象的なアルバムだと思う。 1989/11/21 発売
フォーク界の暴れん坊将軍泉谷の78年の名作。こいつにゃなにを言っても無駄と思いつつなお、「てめえ、このやろ」と応援したくなる奴だ。加藤和彦のフォーク・ロック・アレンジがいい味だ。こんなにハードであたたかいのは日本にはほんとにめずらしい。 1991/11/28 発売
1987〜1991年までのベスト・セレクション。のっけから「野性のバラッド」「長い友との始まりに」「眠れない夜」と続く文字通りのベスト盤だ。日本語をこよなく大切にし、魂で吠え続ける彼には“残る”曲しかないことに今さら気づく。痛い愛を聴け。 1991/12/16 発売
タイトルをそのまま受け取って、彼の野生的な血がストレートに封じ込められたアルバムだろう。彼の素敵に野卑な部分はもちろん、ヒョウヒョウとしたとっぽさや正義感の強さ、また意外にシャイでロマンチストな部分も抜かりなく出ていて、丸ごと泉谷しげる。 1993/01/21 発売
去年の“フォーク・ゲリラ”活動以来、様々な誹謗・中傷、それ以上の賛同を得てきた泉谷さんの新作。募金活動を「偽善だ、ばかやろう」と言える人間ならではの熱く痛い雄叫び集。この盤に対抗/理解できる人間になるのは、時間がかかるかもしれない。 1994/05/21 発売
20年以上前の自分の顔と現在の顔をモンタージュしたジャケットに表われているように、自作の代表曲に加え、泉谷フォーク時代の同時代曲のカヴァーも含めスタジオ・ライヴおよびライヴにより自らのスタート地点から現在までを俯瞰しようとする作品だ。 1996/07/24 発売
デビュー時から時代に噛みついてきた泉谷がエレック時代に残した名作を1枚に収録。70年代からレゲエ、パンクなどを取り入れた彼の音楽センスや、存在感のある詩は今こそ再評価されるべき。 2002/11/20 発売
エレック・レコードのCD化シリーズの第3期がスタート。本作は1972年発表作品で、「街からはなれられない」「つなひき」といった名曲を収録したアコースティック色の強い3rdアルバム。オリジナル・ジャケットでは初CD化だ。 2006/06/21 発売
エレック時代の最後の作品となる1974年発売の5thアルバム。「眠れない夜」をはじめ、全体的にロック色の濃いナンバーばかりがノーカットで収録。オリジナル・デザインのジャケットとしては初CD化。 2006/08/23 発売
1973年9月に中野サンプラザで行なわれたライヴを2枚組に収録。最初の完成期を迎えた泉谷の歌声を生々しくとらえたもので、「春夏秋冬」を筆頭に、エレック時代の代表曲の数々が聴ける。 2006/09/21 発売
60歳にして吠える7年ぶりのアルバム。冒頭のカッティングと雄叫びからいきなり泉谷ワールドへ突入。時にストレートに、時にユーモアを交えて日常を告発するスタイルは一貫しており、ザクッとしたバンド・サウンドとのマッチングが最高。年齢を感じさせない快作だ。 2008/10/01 発売
日本最古のインディ・レーベル、エレックとURCの名盤の数々を高音質で復刻するシリーズ。1973年9月に中野サンプラザで行なわれたライヴの実況録音盤。最初の完成期を迎えた泉谷の歌声を生々しくとらえた2枚組だ。1978年作品。 2009/05/20 発売