スウェディッシュのピアニスト、ヤン・ラングレンのトリオが母国の古謡を取り上げたアルバム。日本人にはなじみのない曲想ではあるが、メロディやモチーフは特筆すべき美しさがある。
スウェーデン出身のピアノの貴公子、ラングレンの独ACTからの2009年作は、これまでのオーソドックスなスタイルから脱却、曲によってはフェンダー・ローズも弾くなど、随所にコンテンポラリー色を打ち出したのが特徴。美旋律で欧州各地を旅する気分が味わえる。 2009/05/20 発売