ウィーン〜トーマス・キャロル チェロ・リサイタル
ウィーン〜トーマス・キャロル/チェロ・リサイタル
トーマス・キャロルはハインリヒ・シフに学んだチェリストで、近年指揮者としても活躍しています。彼が演奏するこのアルバムはウィーン古典派を代表する三人の作曲家のチェロ作品集(厳密にいえばシューベルトは違いますが)です。ブラームスから時代を遡り、シューベルト、ベートーヴェンへと時代背景を浮かび上がらせながら、的確な表現とメランコリックな感覚を程良くブレンド、香り高きウィーンを味わわせてくれます。
ブラームスでの華麗なパッセージ、シューベルトの感傷的なアダージョ、そしてベートーヴェンのドラマティックな展開はとてもスリリングです。また、ピアノを演奏するウィリアムズの美しいタッチと表現がチェロの美音と溶けあう様は、背筋がぞくぞくするほどに感動的です。(Orchid Classics)
【収録情報】
・ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
・シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821(チェロとピアノ編)
・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
トーマス・キャロル(チェロ)
リル・ウィリアムズ(ピアノ)
録音:2010年(デジタル)
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