1993年2月発売
夢のあとに夢のあとに
歌詞でいうなら、もうすぐ春ですね……♪色でいうなら、心弾むパステルカラーでしょうか。大谷康子と篠崎史子によるデュオは、フンワリ、風に舞う軽やかな気分がそのまま音になり、音楽になったような感じ。vnとhpで収録された小品名曲集というのも希少。
ヴァイオリニストのいる部屋/古澤巌ヴァイオリニストのいる部屋/古澤巌
第4弾。今回はバンド編曲ものを入れてちょっと違った色合いを。今回も実にうまくサロンの雰囲気を出しており、老若男女が文句なしに楽しめる。こういった味わいを出せる人は案外いないものである。古沢はもっともっと高く評価されるべきである。
とりわけ10月の風がとりわけ10月の風が
今どき“清貧の思想”などとさも何かありそうに言われるとケッてな気になる。70年前後の東京・中央線周辺は清貧だらけだったではありませんか。そればかりか75年になっても清貧の歌をマジでうたってた人もいた。でも当時の清貧が何を生んだかといえば…。
ますます
元祖“中年ロッカー”率いるロックバンドの10周年記念作品。清志郎、斉藤誠、杉本恭一、杉真理、奥田民生など、人脈を生かした豪華作家陣の個性的な作品を器用にこなす実力は伊達じゃない。(9)のブルースのシャウトや(10)など、歌詞と音が連動しての毒気が聴き物。