1996年4月発売
5Me5Me
サエキけんぞうがプロデュースした新人女性シンガーのデビュー・ミニ・アルバム。テクノから軽いボサ・ノヴァまでいろいろやってます。ホヨホヨしたカワイイ声が印象的。窪田晴男以下、旧パール兄弟関係者が演奏でバックアップ。面白いキャラクターだと思う。
マスカレード・オーヴァーチュアマスカレード・オーヴァーチュア
ネオ・プログレッシヴの代表格に位置する彼らの96年の作品。幻想的な旋律とオペラを彷彿とさせるコーラス・ワークが織り成すロック絵巻が何とも壮大だ。クイーンとイエスがドッキングした、いわば、大英帝国の御家芸を継承する、その妙が満喫できる。
まほろばまほろば
声優・冬馬由美の“日本”をテーマとしたアルバム。すべての作詞を彼女自身が手掛けている。サウンドも日本的な味付けがタップリとされている。さらに、ジャケットやブックレットにも彼女のこだわりが表われており、まさに“冬馬テイスト”に満ちあふれた1枚だ。
コンプリート・モンマルトル・セッションコンプリート・モンマルトル・セッション
当初LP3枚に分散していたグリフィンのモンマルトル・ライヴがワン・セットになった。この時のグリフィンは絶好調。超アップ・テンポで飛ばすかと思えば、心憎いばかりのバラードも。ジャズの醍醐味を満喫できる白熱のライヴとはまさにこのこと。★
ライムハウス・ブルースライムハウス・ブルース
録音は'69年でLPのリリースは'72年。『ジャンゴの思い出』と同じセッションからのセレクトだ。バーニー・ケッセルという系列違い(?)のギタリストと組んで、ステファン・グラッペリの演奏も時間を追うごとに熱の入ったものになってきて面白い。
スインギン・イージースインギン・イージー
60年代の後半から欧州録音が増えたケッセルが、ロンドンで英国のべースとドラムを迎え、存分にウタっている。初CD化。多彩な選曲を繊細かつディープなジャズで聴かせる。代表作に入れたい。20ビット・サウンドもいい。(7)は『ヘアー』の同曲とは異曲。