2004年11月21日発売
元フェア・ウォーニングのアンディ・マレツェク(g)が率いるバンドの2作目。さまざまに表情を変える歌と美旋律を配置した楽曲は、期待通りに安心感を与えてくれる。ただし、ラフな感触を残した音像は意外な方向性と言えそうだ。(6)はファンにはお馴染みの名曲。
北欧メタルの人脈にあるノルウェー出身シンガーのソロ第3弾。ジャケットがマイケル・ボルトンみたいだな……と思ってたら、アコースティカルなバラード集で納得。女性シンガーとのデュエット曲もあり、全編にシンプルながらしっとりとしたムードが漂う。
デンマークのヘヴィ・メタル・バンドの日本デビュー盤になる3作目。デス系の名残を覗かせつつ、キーボードとツイン・ギターが核になったアグレッシヴかつメロディアスな音でドラマティックに展開し、構築美好きのツボを突く一枚だ。(8)はケントのカヴァー。
カオティック・ハードコアを基調に、複雑にしてドラマティックなサウンドを奏でる新人。デス声の強烈さももちろんだが、その隙間を縫うように目まぐるしく展開していくツイン・ギター、ベース、ドラムのせめぎ合いの凄まじいこと。予想不可能なスリリングさがたまらない。
嘉門達夫のシングル・ベスト・アルバム第2弾。2002年〜2004年にかけてリリースしたシングルからセレクトされた、抱腹絶倒ソングが満載。また、未発表曲も3曲収録されたお得盤だ。
ウクレレとギターなどのハワイアン・サウンドで聴かせるちょいっと哀しげなインスト・アルバム。スラック・キー・ギターで有名な山内雄喜がウクレレで奏でるJ-POPのラブ・ソング集で、タイトルはハワイの女神ポリアフの恋の痛手の物語からとっている。
ウクレレがメロディを奏でる洋楽ヒット曲中心のカヴァー集。ふくよかで温かい音色が感傷的なメロディにぴったりな(1)、ハワイアンとレゲエを組み合わせたアレンジが意外とクリスマスな気分を盛り上げる(3)など、いずれも親しみやすい仕上がり。(7)は原曲同様ピースフル。
Trance Psychedelic Expのコンピレーション。今回は世界各国のサイケ・トランス・アーティストの作品を収録。アナログのみでしか聴けなかったSYNTHETIC楽曲などが収録。
雑誌『ストレンジ・デイズ』監修による、60〜70年代のB級洋楽ヒット曲集。といいつつも、なかには超名曲(3)(10)を収録するなど、緩急ある構成で聴き手を飽きさせない。選曲基準は曖昧だが、70年代に洋楽に浸った人たちにとっては思い出深い曲ばかり。
無学な私は“ソナチアン”って何だと一瞬思った。ま、それは例の『冬ソナ』ファンのことだと分かったが、この盤はそのドラマの各シーンに使われた音楽を集めたもの。基本的に濃い口でロマンティックな癒し系音楽。これで純愛にチャレンジ!!