2008年1月発売
フィンランド出身のシンフォニック・ゴシック・バンドのデビュー作。オペラ・スタイルの清楚な女性ヴォーカルとダークでメタリックなサウンドが、独自のコントラストを描く。時としてメルヘンチックな哀愁とともにユニークな世界観を創り上げ、マニア心を刺激するはず。
オランダのスラッシュ・メタルの新星のサード・アルバム。ヘヴィで迫力あるイントロでまず攻め、ドスの利いたデス・ヴォイスでさらに責めたてる。曲もタイトルからしてかなり凄惨だが、まるでホラー映画のような血みどろのジャケも笑っちゃうほどすごい!
土鍋の中で気持ち良さそうに眠る猫で話題になった“ねこ鍋”。そのイメージ・ソングである本作は、にゃんともゆるい雰囲気漂うJ-POP。ヴォーカルのAimiちゃんの声は、どこかアニメがかっており、とっても癒し系。ネコよろしく、気ままな感じの一枚です。
ミネアポリス出身の歌手。これはジャイルス・ピーターソンの目に止まって制作したデビュー盤。伝統的なスタイルに今日的なヒップホップ感覚をプラスした歌声が斬新。「ボディー・アンド・ソウル」をコルトレーンっぽいムードで歌うなんてのは発想が心憎い。注目すべき逸材だ。 最高の音で楽しむために!
カナダのテクニカルでエモでアグレッシヴな5人組のセカンド。複雑にして早急な曲展開の中へキャッチーで壮大なメロディを組み込んだ独自サウンドは、プログレ・メタルっぽいカラーを強めながらさらに整合性とドラマ性を増し、驚くべき進化を遂げている。★
高知出身、単身アメリカに渡って武者修行を積んだというソウル系シンガー・ソングライター、キーボーディスト、さかいゆうの初フル・アルバム。70'sソウル、ファンクをベースに現代風に再生したスタイルに、固有の日本語詞を乗せたところが聴きもの。
ジョンがマイルス・デイヴィス・バンドにスカウトされる直前、81年のトリオでのライヴ作品。この頃から彼のギター・サウンドは一聴して彼とわかる個性を発揮している。スティーヴ・スワロウ(b)のソロの美しいメロディは必聴。録音状態も良好。
欧州随一のマリンバ/ヴァイヴ奏者、フリードマンが自身の名義でリリースしたリーダー・アルバムが初CD化。女流ソプラノ奏者のジェーン・アイラ・ブルームも参加した本作は、これぞヨーロッパのジャズとでもいうべき透明感と神秘性に満ちた一枚だ。
ハードコア・ファンク・バンドを率いたり、モンゴルのホーミーまがいの技法で驚かせたり、変態系超絶技巧トロンボニストが、真っ当なジャズができることを証明して見せた85年のスタンダード集。地味な楽器の新たな魅力を引き出した、ユニークで楽しい作品。