2008年4月30日発売
叙情的な旋律のなかに、甘く繊細でありながらその底に通った一筋の強固な情熱を歌うルルティア。その魅力をもっとも純粋な形で味わえるバラード・ナンバーを中心に編んだミニ・アルバムからは、人間存在に対する彼女の深い悲しみと大きな愛情が聴き取れる。
もともと違うジャンルの音楽をやっていた三人が出会ったことから“三叉路”と名づけられたフォーク系のグループのメジャー・デビュー・アルバム。NHK『みんなのうた』でオンエアされた「しあわせだいふく」など、親しみやすい曲が多く、気がつくと彼らの世界に引き込まれている。
クラブ経由のボサ・ノヴァやジャズの中でも、タイトルにあるとおりとりわけ都会的で洗練されたトラックを集めた13曲入りコンピレーション。「MOON RIVER」「SUNNY」など、馴染み深いスタンダードが集められ、BGMとして高い機能性を誇る一枚となっている。
Full Of Harmony通算7作目のアルバム。キャリア10年目の余裕を感じる彼らのパフォーマンス。ミディアム・スローのテンポに振幅の広いグルーヴが折り重なり、上質なブラック・テイストを醸し出している。テディ・ライリーがプロデュース参加。
フィーチャリング・アーティストにmelody.を迎えた5枚目のシングル。松尾潔のプロデュースにより上質でいてスムースなR&Bトラックに仕上がった「Boyfriend/Girlfriend」は、友だちに戻れない二人のラブ・ソング。田中ロウマとmelody.の歌声が爽やかに溶け合う瞬間が最高の聴きモノだ。
安室奈美恵らを手がけたR&Bプロデューサー、Nao'ymtによるコンピ盤。2006年4月よりスタートした自身のウェブ・サイトを通じて知り合ったシンガーとのコラボレーション・プロジェクトとなっている。
2ndアルバム『ポーティスヘッド』以来、約11年ぶりとなるオリジナル・アルバム。くぐもったビートに世紀末的な儚い女性ヴォーカルを乗せた、ダウン・テンポなエレクトロニック・サウンドが復活している。
なんと6年ぶりとなるオリジナル・アルバム。前作のカヴァー・アルバムの成功がいい意味でバンドに刺激を与え、30年選手とは思えない新鮮なサウンドに仕上がっている。音楽的な幅も広がり、このバンドが現在も発展途上であることを認識させられた。感動だ。
昼ドラマ『花衣夢衣』の主題歌に起用された4枚目のシングル。「ひとひら、ふたひら」は日本的な叙情性をたたえたメロディ、たおやかなストリングを中心としたバラード・ナンバー。桜が散っていく情景と悲しい結末を迎えた恋を重ねた合わせたリリックは、「雪の華」で知られるsatomiが担当。
2008年1〜3月に行なった全国ツアー“Dragon head Miracle”から2月26日のZepp Tokyoでのライヴの模様を2枚組全21曲に完全収録。ステージの盛り上がりや観客の熱気が伝わってくる臨場感にあふれる内容で、5人のバンド・メンバーと息の合った様子がよくわかる。
デビュー時からの付き合いである親戚筋のジョージ・デュークがプロデュース、テンプテーションズのヒット曲やスタンダードをポップな感覚で歌っている作品。タイトル曲はミニー・リパートンのヒット曲。コンテンポラリーな作りだが、ジャズのテイストもたっぷり。
ヴォリューム満点の4枚組コンピレーション・シリーズ第3弾。ナット・キング・コールやジュリー・ロンドンら定番ビッグ・ネームから新鋭まで、ジャズをルーツとした有名曲をコンパイルしている。
5枚目のアルバムは日本人オンリーのトリオ編成にて。映画のサントラにも使えそうな「時の砂」では柔軟な作曲能力を、「マッド・クラブ・パーティ」や「地球は愛で浮かんでる」ではイマジネーションあふれるプレイを。パウエルを自分なりに再編集した「パウエル・サークル」や、変拍子を盛り込んだカヴァー「残酷な天使のテーゼ」は、この世代だからこそ。
メルボルン発のトリオ、ミッドナイト・ジャガーノーツのデビュー・アルバム。キャッチーなギター・リフ、豪快なドラム、巧みなハーモニーを聴かせるヴォーカル。ロックとエレクトロの間を浮遊する独特の世界観とサウンドがクセになりそうだ。