2010年12月発売
「プッシン・トゥ・ハード」のヒットで知られるスカイ・サクソン率いるザ・シーズが67年に発表したサイケ傑作の3作目の紙ジャケCD。東洋的なアプローチからサーカス・ミュージック風、フラワー・ポップまで、さまざまな手法を駆使した意欲作にして最高傑作。サクソンのひしゃげた声がまたイイ!★
ドワンゴと円谷プロダクションが共同プロデュースを手がける4人組ユニットの2ndシングル。カップリングには、ウルトラマンゼロの応援歌「新しい光」などを収録。
ボーカロイドのアルバムは各種リリースされているが、こちらはタイトルどおりにほのぼのとした和み系のオリジナル・ポップスを集めた一枚。どの曲も単純にポップスとしての水準が高くてビックリ。それぞれのスタイル、切り口もさまざまで聴きごたえがあります。
ベースの名手、ハービー・S(シュワルツ)が88年に録音しながら、日の目を見ることのなかった秘蔵音源のCD化。収録曲はスタンダードの名曲中心で、まだ22歳だったビル・チャーラップが参加していて、彼にとっては初レコーディング。そのピアノはすでに歌心をたっぷりと湛えていて、伸びやかでみずみずしい。
ジャノーリは、コルトーの高弟ということだが、同じく師事したレヴィやナットに近く、新即物主義の洗礼もかなり受けているようだ。このメンデルスゾーンも端正で抑制のきいたファンタジーを感じるが、きびきびしたディテールの明瞭な音楽を作る。また、若きホルヴァートの好サポートも見逃せない。
2010年9月10日、モーション・ブルー・ヨコハマで収録したライヴ作。ブルース感覚あふれるジュニア・マンスのピアノは好相性で、濃い口のヴォーカルが全開する。トリオと一体になり、次第に熱を帯びていく「サニー」、日本語混じりのスキャットで観客を煽る「スイングしなけりゃ意味ないね」など、会場を沸かせる力量はさすが。
高山惇は、主に日本語のオペラや合唱、歌曲のフィールドで活動してきた作曲家。ハーモニー(ここでは主にピアノ・パート)に適度なコンテンポラリー性を伴いつつ、複雑の隘路に入り込まない作品は、自ら指揮活動も行なうスタンスによるものか。森池日佐子のメゾ・ソプラノは情感の表出と深い音色に優れる。