2010年3月発売
前作『風とギターケース』から2年半ぶり。今作も、リズム楽器なし、口笛とギターが音数の9割を占める実戦的ポータブル・スタイルだ。ライヴでは必ずウケを取れるが、曲調という面では一本調子との戦いになるジブリ・ソングを、彼らは小細工なしで、夏空のような爽やかさでまとめている。屋外が似合いそうな一枚。
5人組ビジュアル系バンドのメジャー・デビュー・アルバム。インディーズで発表した4枚のシングル曲など多彩な曲を収録。サウンドは幅広く、音楽的素養の高さを感じさせるが、どの曲も弾けるようなきらめきがちりばめられているのが最大の魅力。骨太さと軟派さが同居しているような不思議な感覚がある。★
世界が認める日本人ピアニスト原田英代 最新録音シューマン/クライスレリアーナ 驚くべき力強さとしなやかさを持つ実力派ピアニスト、原田英代。活動の拠点をヨーロッパにおき高い評価を受けています。前作「チャイコフスキー:四季/ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲」(AU92569)は、英グラモフォン誌2009年4月号のレビューで大絶賛されました。 最新アルバムはドラマティックな名曲『クライスレリアーナ』を含む、生誕200年を迎えたシューマン・プログラム。ロマンティシズムに溢れた『幻想曲』、美しいニュアンスと特有のメランコリーを持った『アラベスク』、そして『クライスレリアーナ』。全8曲からなるクライスレリアーナは、E.T.A.ホフマンの小説に登場する「楽長クライスラー」から取ったタイトル。文学を音楽的に表現した傑作です。 過度な感傷的表現を避けシューマンの情念的な部分を見事に表した演奏。ピアノの美感を最大限に利用したペダリングによって生み出される精緻な色彩表現、揺れる感情、原田英代の底知れぬパワーを感じさせる1枚です。(キングインターナショナル) 【収録情報】 シューマン: ・幻想曲ハ長調Op.17 ・クライスレリアーナOp.16 ・アラベスクOp.18 原田英代(ピアノ) 録音時期:2009年6月16-18日 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会 録音方式:デジタル(セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND 【原田英代プロフィール】 東京藝術大学卒業。同大学院修了。モスクワ音楽院でメルジャーノフの愛弟子として研鑚をつむ。ジュネーブ国際コンクール最高位、シューベルト国際ピアノコンクール第1位、ウィーン現代音楽コンクール第2位など、華々しい受賞歴を持つ。これまでにN響、読響、トリノ放送響など国内外の主要オーケストラとの共演、音楽祭への参加している。(キングインターナショナル) Powered by HMV最高の音で楽しむために!
スペインの新人メタルコア・バンドの1作目。メロディック・デスの影響下にあるヘヴィ・リフと聴かせるメロディ、クッキリと整合感あるアンサンブル、展開のたびに琴線を刺激するような流れを作る。誰それっぽいところは多々あるが、ギラリと光る力量とセンスを持つ新人だ。マニア必聴!
AC/DCが来日した2010年、その興奮に浸った漢たちも多いはず。そんな方が次に聴くべきはこのバンド。AC/DCのDNAを受け継ぐオーストラリアのバンドで、これは通算2作目。オリジナル曲だが、こういうのもあったかも、と思わずにいられないソックリぶりにノケぞる。
ニュージャージー出身の6ピースによるファースト・アルバムは、演奏、歌唱(オペラのトレーニング経験アリ)の両方で高いスキルを感じさせてやまない。プログレッシヴ・メタルの構築性の中で編まれるメロディ・ラインの複雑にして滑らかな稜線は、高い完成度を誇っており、新人とはいえ才能は相当に奥深い。