2010年7月21日発売
ディオ〜唱聖に捧ぐディオ〜唱聖に捧ぐ
マスタープランで活躍していたノルウェー出身のヨルン・ランデのソロ・プロジェクト、ヨルンのカヴァー・アルバム第2弾は、故ロニー・ジェイムズ・ディオに捧げたトリビュート盤。大半がロニーのカヴァーで構成されているが、ヨルンがロニーへの想いを綴った自作の1曲目が泣かせる。★
再創神再創神
ドイツのペイガン・メタル系バンド、エクリブリウムの3作目。シンフォニックなプログレと見紛う楽曲もあり、全体的にドラマティックな作り。また、神話に題材を求めただけに、その響きは深遠でもある。新ヴォーカリストであるロブセの強力なダミ声も話題を呼びそう。★
ジャーニーズ・エンドジャーニーズ・エンド
99年に解散するものの2003年に復活した英国産ロック・バンドの11枚目となる復活第1弾アルバムで、75年に結成されたバンドの歴史絵巻の趣を湛えている。行進曲を思わせるトライバルな音楽風景がいつしかクラシックへ帰結していくコンセプト作品は、タイトルにもある音楽の“旅”をイメージさせてならない。
ビンゴ!ビンゴ!
17年ぶりのアルバムは、少年時代から親しんだブルース〜R&Bの名曲を、これはミラー本人の持ち味である、からりと乾いた解釈で。オーティス・ラッシュの「オール・ユア・ラヴ(アイ・ミス・ラヴィング)」にちらりと出てくるラテン調のギターを“愛のルンバ”と位置づけるなど、セルフ・ライナーがいちいちおもしろい。