音楽むすび | 2019年8月16日発売

2019年8月16日発売

ドーン・オブ・ザ・ドラゴンスタードーン・オブ・ザ・ドラゴンスター

“アドヴェンチャー・メタル”を展開するスウェーデンのエピック/シンフォニック系メタル・バンドのトワイライト・フォースが 約3年ぶりに3rdアルバム『ドーン・オブ・ザ・ドラゴンスター』を発表。ニュー・シンガーを迎え、壮大でドラマティックな音楽は驚くほどの進化を実現! 解説:  トワイライト・フォースの歴史は2011年にサバトンの出身地としても知られるスウェーデン中部のファールンにて、リンド(ギター)とブラックヴァルト(キーボード)が バンド結成へと動き出したことでスタートする。スタジオにこもり、楽曲の制作を行なった2人は、曲がまとまったところで、元SUNSTRIKEのクリレオン(ヴォーカル)と ボルン(ベース)、元バルティモアのロベルト(ドラムス)を迎え、リハーサルを開始。2013年11月にスペインのマドリードで初めてのライヴを行なったバンドは、 スウェーデンのインディー・レーベルBlack Lodgeと契約し、アルバム『テイルズ・オブ・エンシェント・プロフェシーズ』(2014年)でデビューを果たす。 イタリアのラプソディー・オブ・ファイアの流れを汲んだようなエピック/シンフォニック・メタルを展開したこの作品が日本でも好評を博すと、 ドイツの大手メタル・レーベルのNuclear Blastと契約が成立。2ndアルバム『ヒーローズ・オブ・マイティ・マジック』(2017年)を発表する。 この作品からドラムがディアッシュに交代し、2人目のギタリストのエレンディールを迎えた6人編成となっていたが、前作からサウンド・プロダクションが向上するだけではなく、 楽曲そのものもスケール・アップを果たしており、ゲストとしてサバトンのヨアキム・ブロデーンとラプソディやANGRAのファビオ・リオーネという 2人の人気シンガーが参加したことも話題となったものだった。 こうしてエピック/シンフォニック・メタル・シーンにおいて注目のバンドとなったトワイライト・フォースだが、ツアー中の2017年10月にクリレオンが脱退。 残りのツアーはサバトンのギタリストで、自己のバンドのマジェスティカでも活動しているトミー・ヨハンソンを起用して乗り切ったバンドは、 2018年にトリック・オア・トリートやルカ・トゥリッリズ・ラプソディーのシンガーとして知られるアレッサンドロ・コンティがアリオンという名前で加入。 新体制で制作したのがこの3rdアルバム『ドーン・オブ・ザ・ドラゴンスター』である。 華やかなシンフォニック系スピード・メタル・チューンのタイトル曲「ドーン・オブ・ザ・ドラゴンスター」で幕を開けるこの作品は、 荘厳なクワイアとオーケストレーションを盛り込み、オペラのようにスタートする「ウィズ・ザ・ライト・オブ・ア・サウザンド・サンズ」、 12分を超えるミュージカルのような様々な展開を見せる「ブレイド・オブ・イモータル・スティール」など、メロディック・スピード・メタルをベースにしつつ、 ゴージャスなアレンジを施したナンバーが並んでいる。アリオンのハイ・トーン・ヴォイスを武器にしたポップ性のあるヴォーカル・メロディ、 テクニカルなギター・ソロも聴きどころで、曲によってはトビアス・サメットのアヴァンタジアのような雰囲気も感じられるのも魅力。 まさにバンドの進化を示したエピック/シンフォニック・メタルの傑作に仕上がっている。 ボーナス・トラックにはデビュー作『テイルズ・オブ・エンシェント・プロフェシーズ』収録の「ザ・パワー・オブ・ジ・エンシャント・フォース」を スウェーデン人女性シンガーのハンナ・トゥリが歌ったヴァージョン、本作収録の「ウィズ・ザ・ライト・オブ・ア・サウザンド・サンズ」の オーケストラル・ヴァージョン、『テイルズ・オブ・エンシェント・プロフェシーズ』に収録された 「エンチャンテッド・ドラゴン・オブ・ウィズダム」と「フォレスト・オブ・デスティニー」の2007年のデモが収録されている。 【メンバー】 アリオン(ヴォーカル) リンド(ギター) エレンディール(ギター) ディアッシュ(ドラムス) ボルン(ベース) ブラックヴァルト(キーボード)

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