著者 : エドワード・ステュアート
惨劇の記憶(上巻)惨劇の記憶(上巻)
マンハッタンの超高級マンションの一室から、若い美貌の男性の死体が発見された。男は裸で黒革の拘束マスクをつけ、片脚を切断されていた。身元を探るヴィンス刑事の許に、七年前の殺人未遂事件で昏睡に陥っていた被害者の女性ベイブが、覚醒したという報せが届く。犯人とされた彼女の夫は、有罪答弁取引きですでに釈放されている。一見無関係な二つの事件が、複雑に絡み合いー。
惨劇の記憶(下巻)惨劇の記憶(下巻)
愛する夫が自分を殺そうとしたという事実がどうしても信じられないベイブは、ヴィンス刑事と協力して事件の再調査を進める。家族はなぜか彼女に詳しいことを語りたがらない。彼女には昏睡中のかすかな夢の記憶があるのだが、それはパーティ着の男女が黒革のマスクをつけた若者をいたぶる異様な場面だった。全く覚えのないことをなぜ夢に見たのか?謎は一層深まり、意外な結末へ向う。
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