著者 : ハインリヒ・マン
ウンラート教授ウンラート教授
「ウンラート(汚物)教授」のあだ名で呼ばれる初老の教師ラート。ある日、生徒を追って夜の街に出た彼は、大衆酒場の若き歌姫に出会う。彼女とつきあううち、教壇の権威としての立場を忘れた彼は、社会憎悪の裏返しである破滅的愛を、彼女一人に注ぐようになっていく…。マレーネ・ディートリヒ主演映画『嘆きの天使』原作。
ハインリヒ・マン短篇集(第3巻(後期篇))ハインリヒ・マン短篇集(第3巻(後期篇))
愛する者の“死”をめぐる喪の記憶。「バテスからの帰還」をはじめ「子供」、「罪なき女」、「コーベス」など、後期短篇小説のコレクション。ハインリヒ・マン短篇集全3巻、完結。
ハインリヒ・マン短篇集(第2巻(中期篇))ハインリヒ・マン短篇集(第2巻(中期篇))
「今夜、俺の悲劇は勝利を収めた。そう、俺は強くなるのだ。…」永遠、それは甘美で残酷な死の微笑。「ピッポ・スパーノ」をはじめ「女優」、「ムネー」、「知られざる者」など、弟トーマス・マンとの確執が反映する中期短篇小説のコレクション。
アンリ四世の青春アンリ四世の青春
16世紀フランス。新教と旧教が激しくせめぎあう覇権争いの時代。この歴史の舞台で、人びとはいかなる青春を生き、どのような生を閉じたか。嵐は、ピレネーの小国に育つ少年アンリを巻きこんで、首都パリへと連れさる。ルーヴル宮を背景に、アンリとヴァロワの王女マルゴをのせて、愛と政略と野望の人間ドラマは展開する。一方に『エセー』の賢人モンテーニュとアンリの出会いを配しつつ、苛酷な宗教戦争の真只中を生き抜いたアンリ四世の躍動する青春をダイナミックに描きだす歴史超大作。
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