著者 : マーセル・モンテシーノ
クロスキラー(上巻)クロスキラー(上巻)
プア・ホワイトで薬物中毒、狂信的な白人至上主義者ソニー・ウォーカーにとって、唯一の福音はメキシコ国境を越えて流れてくる極右団体のラジオ放送だった。そんな失意と惰性の日々をおくるソニーの不満が殺意に変質するのにはほんの些細なきっかけがあれば十分だった。別れた妻が裕福なユダヤ人実業家と再婚することを知った時、ソニーの脳裏にある計画が浮かんだ…。
クロスキラー(下巻)クロスキラー(下巻)
殺人現場に描かれる二つの十字架と罵倒の言葉。ソニーは連続殺人鬼“クロスキラー”に変身したのだ。ロサンジェルス市警が威信を賭けて事件の捜査に起用したジャック・ゴールド。腕利きだが、何かと噂の絶えない男でもある。独特の嗅覚で強引な捜査を進めるゴールドは“クロスキラー”を挙げられるのか。ダウンタウンに繰り広げられる心理異常者とはみ出し刑事の壮絶な戦い。
大いなる時(上巻)大いなる時(上巻)
ニューオルリンズの街角で明日のスターを夢見ながらも、ギャングの金に手を付け、逃亡の身となったサル・ダモーレ。幼いころからビリー・ホリデイを子守歌代わりに育った皮革王の愛娘イザベル。2人が出会ったのは北地中海、リオに向かう客船の上だったー。ピアノ弾きとして雇われたサルと客として乗船していたイザベル。この偶然の邂逅から紡がれる華麗なる運命のタペストリー。
大いなる時(下巻)大いなる時(下巻)
サル・ダモーレと出会い、みるみる才能を開花させたイザベルは瞬く間にスターダムを駆け登る。デビュー・アルバムは世界的なヒットを記録し、グラミー賞の7部門にノミネートされた。しかし授賞式のためL.A.を訪れた2人を待ち受けていたのはサルを追うギャングたちだった。イザベルを守るため単身、死闘の場に向かうサルだったがー。音楽を縦糸に暴力を横糸に描くハード・ロマン。
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