著者 : リック・ボイヤー
幻のペニー・フェリー幻のペニー・フェリー
この絶望的な胸の痛みをどうしたらわかってもらえるのだろう。何不自由ない生活を送っていながらも、どこか満たされないのだ。そんなある日、宅配業を営む友人が殺され、運んでいた書類が盗まれるという事件が起きた。書類にはいったいどんな秘密が隠されているのか?好奇心に駆られ調査を始めたわたしの前にやがて歴史上有名な冤罪裁判の存在が浮かび上がった。冒険への郷愁やまぬ中年男ドク・アダムズの新たな活躍。
ナンタケットの墓標ナンタケットの墓標
うまそうな料理の匂いが漂う浜辺の別荘で愛する家族と至福の時を過ごす。わたしはこの週末を心待ちにしていた。ところが長男ジャックの友人が殺され、息子に容疑がかけられたのだ。幼い頃、浜に打ち上げられた瀕死の鯨のために涙を流した我が子が殺人犯だなどとは。冤罪を晴らすため、わたしはひとり事件の真相を探りはじめた…。冒険に憧れる中年男ドク・アダムズの活躍を描いた注目の冒険小説、文庫オリジナルで登場。
ケープ・コッド危険水域ケープ・コッド危険水域
わたしは口腔外科医のアダムズ。ドクと呼んでもらおう。ケープ・コッドの沖に不審な座礁船を目撃したわたしは、友人のダイバーに偵察を頼むが、翌日、彼は溺死体となって発見された。わたしの余計な好奇心がこんな事態を招いたのか。自責の念に駆られ、わたしは自ら謎の座礁船と友人の死の真相を調べはじめる。海と船を愛し冒険に憧れる中年男ドク・アダムズの活躍を描く、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。
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