戦国の徒花として散った「お市の方」の無念を、難攻不落の名城大阪城を手に入れることで晴らそうとした「ちゃちゃ」。淀と秀吉が思い描きつゆと消えた幻の夢とは…。激動の時代を生きる女の宿命を流麗な筆致で描き出した歴史浪漫。