著者 : 桜井滋人
血録新選組血録新選組
堅固な絆と規律によって統率され、膨張をつづける新選組。尊王攘夷を唱える浪士を斬り、脱盟する同志に制裁を加えることで隊の存在を示威していた。だが急速に勢力を拡大し、薩摩藩と連合を組んだ長州藩は、近藤勇や土方歳三の思惑を無視するかのように不穏な動きを見せる。時代が大政奉還へと動き出すなか、かたくなな姿勢を貫き通す新選組は勤王の波に圧されながらも、鳥羽伏見の戦場へと駆り立てられていくー。
魔剣・新選組魔剣・新選組
十七人の剣客により結成された新選組。将軍家警護を旗印に、日々尊王攘夷を叫ぶ浪士の首を狙って京の街を奔走していた。密使を疾らせ尊攘浪士の動向を追う一方、新選組内部では土方歳三、沖田総司らが対立関係にあった芹沢鴨一派の動きをも探る。倒幕のため着々と準備を進める尊攘浪士の動向と内部での分裂。情報が錯綜するなか、浪士決起の会合を池田屋でもつことを察知した土方ら精鋭は池田屋への道をひた走る。
石川五右衛門石川五右衛門
伊賀忍者の上忍として暗躍していた石川五右衛門。伊賀八郷が織田信長の軍勢に襲われ、数ある組織が漬滅させられていしまう。かつうじて逃げた五右衛門一党は伊賀忍者の怨念を晴らすため、信長をつけ狙うが、信長は本能寺で自刃してしまう。さらに信長の意を継いだ豊臣秀吉の命を狙うが、服部半蔵一党の画策や風魔一族の攻勢に遭う。緊迫した政治状況下、命を賭して秀吉暗殺に狂奔する五右衛門を待ち受けるものは…。
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