著者 : 榎林哲
アラーの剣アラーの剣
異常性格のためアメリカを追われた天才科学者の力を借り、超強力ビーム兵器を搭載した衛星を軌道上に打ち上げた、北アフリカ中央部の砂漠の小国ウバリの独裁者サラマトは、〈アラーの剣〉と命名したこの兵器をもって西側諸国を脅迫した。米ソ両大国は、小国の脅迫に屈しまいと、この衛星を撃墜するためキラー衛星を差し向けるが、すべて返り討ちにあってしまう…。SDI以後のハイテク戦争が引き起こす、悪夢の未来を描く大長編。
ゴルの襲撃者ゴルの襲撃者
カル港第一の奴隷商人サモスに会うためヴォスク川をくだるうち、タール・キャボットは見知らぬ部族の戦士たちに取り巻かれ、捕らえられてしまった。戦士たちを率いる美しい娘がタールに迫る、生き恥をさらして奴隷になるか、それとも誇りある死を選ぶかと。迷ったあげくに、タールは奴隷になる道を選んでしまった。誇りを忘れたタールの運命は?
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