著者 : 横関大
修業中のパティシエ・里菜の元に、親戚だという少年が現れた。彼と出会った夜、父が殺され、実家の洋菓子店が火事になり、素行の悪い兄が帰還した。捜査を始めた警察官、深津は言う。「君の家族には大きな秘密が隠されている」。すべての謎が明らかになるとき、里菜に送られるエールとは。感涙のミステリー。
腕のいい運転手がいればピンチはチャンスに変わる。強盗少年とお人好しドライバーの全てを懸けた逃走劇!-家出少年が、濡れ衣を着せられた男が、バツイチの女性弁護士が、右手を上げてタクシーを止める。少年は失踪し、タクシーは消え、思わぬ真実が待ち受ける。江戸川乱歩賞作家が満を持して完成させた感動と興奮の書き下ろし長編ミステリー!
理論派刑事神崎と、直感派刑事黒木。二人が組むと一筋縄では行かない事件がさらに複雑に!?猿が逃げ、警察官が人を投げ、バーに偶然犯人が登場する。不可思議な事件を捜査するのは、二人の刑事。数々の事件を解決した後に神崎が直面する究極の二択。同期の擁護か、決別かー。黒木が相棒にすらひた隠し守ろうとしていたものとは。すべてがつながる感動と興奮のラストまで、一気読み必至!
護送車が襲われ、五人の受刑囚が脱走した日、シングルマザーの早苗は記憶喪失の青年・修二と出逢う。母子は次第に彼に心を惹かれていく。一方、池袋署の刑事たちは連続殺人鬼“サンタクロース”を追っていた。二つの事件が交錯するとき、チェインギャングたちが動き出す。過去と現在を繋ぐ爽快な真相とは。
7人の江戸川乱歩賞作家への挑戦状。「2013年9月7日正午。主要人物が帝国ホテルにいる短編ミステリーを執筆せよ。テーマはデッド・オア・アライヴ、生死の危機」。挑むは薬丸岳、竹吉優輔、高野史緒、横関大、遠藤武文、翔田寛、鏑木蓮。命懸けの謎に溢れたこの世界は天国か地獄か。豪華競作アンソロジー!