著者 : 荒井曜
事件カメラマン天羽眞理子 水上の光事件カメラマン天羽眞理子 水上の光
渋谷区円山町のホテル街で、男の刺殺体が発見された。真冬の早朝に起きたこの殺人は、警察の当初の見込みに反して犯人特定が困難な事件となりつつあった。同じ頃、カメラマンの天羽眞理子は都知事選候補者の女性スキャンダルを追っていた。ところが撮影の標的になったのは名門女子校の生徒で…。無関係に思われたふたつの事件。その信じがたい共通項に気付いた眞理子が、動き始める。戦慄のクライム・サスペンス第2弾!
事件カメラマン天羽眞理子 慈しむ男事件カメラマン天羽眞理子 慈しむ男
東京タワーが爆破された。現場に居合わせた天羽眞理子は、スクープ写真の撮影に成功する。そこから時を遡ること20年、宮崎の病院に全身を切り刻まれた赤子が捨てられた。“賢慈”と名付けられた彼は長じてNPO法人を立ち上げ、文字どおり賢く慈悲深い若き代表として、一躍時代の寵児となる。しかしそれは世間を欺くための偽りの姿で…。眞理子の写真は“悪魔”を止められるのか?息もつかせぬクライム・サスペンス誕生!!第1回ゴールデン・エレファント賞大賞受賞作。
PREV1NEXT